ハッタリと嘘の狭間で(第91話)
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉があるが、まさにそれは俺にも当てはまるところがあったのは素直に認めておこう。
人前で話すことにかけては、そこそこ自信のあるところだったが、言葉が話せないというだけで、そこが根底から崩された。
「英語は大切だ!」とか「今の時代は英語が話せて当たり前だ!」とかいうけれど、英語の壁というのは大きく感じた。
会場が湧いているときに自分は笑っていない。
そんなアウェーな感じの悔しさは忘れてはいけないと自分に言い聞かせた。
と同時に、それでも展示スペースに来て話を聞いてくれる人がたくさんいたこと、NYでのピッチよりも全然良かったと声をかけてくれる人がいたことは救いだった。
そして、アメリカ出張での最大の目的であったピッチを終えると、日本人メンバーでピッツバーグの夜の街に繰り出した。
とはいえ、中心地からは少し離れている場所ということもあり、派手なお店はなく、ひっそりと開いている飲食店だ。
スタートアップを立ち上げている人たちとの話は楽しかった。
あっという間にアメリカの旅も最終日の移動日を除けば、あと1日になる。
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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。
そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。