三輪 桃子(フリーランス言語聴覚士)

フリーランス言語聴覚士|ことば・食べる機能の発達の専門家| 「言葉や口の発達」での親子の悩みを発達・姿勢・環境の点から解消| 「保育園・児童発達支援での集団内コミュニケーション」で悩む先生の支援| お仕事、ご依頼はこちら ✈︎https://miwamomoko.com/

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小児分野で働く言語聴覚士のこれから

これから小児分野の言語聴覚士を目指す方へ。 私が今から描く働き方は、現在の言語聴覚士の中では少数派な働き方だ。でも、ほぼ確実にこれが多数派になる時代が来ると思っている。というかすでに波がきているという側面も否めないが、マイペースな私の年末特典ということで許してもらいつつ、ぜひゆっくりのぞいて頂きたい(笑) いま言語聴覚士業界もフリーランスで自費診療やオンラインでの療法など様々なサービスの形が出てきているが、これから書くことは、小児分野に興味があるけどフリーランスになるには自

    • 推しを推しまくったら、推しと出版させてもらえることになった

      どうも、言語聴覚士の三輪桃子です。私はとりわけ趣味もなく、何か特定のことにのめり込むことが少ないつまらない人間です。なので、少し前に流行った推し活も、自分のキャラ的にはとても縁遠いことだと思っていました。しかし、私は知らず知らずのうちに、どうも推し活をしていた(できていた)ようなのです。 はじめての推し活のお相手は、大先輩の医師 そのお相手は、30年以上にわたり発達障害児の領域を牽引してこられた、小児科医の石川道子先生。遡ること8年前。たまたま石川先生の発達障害の講義が、

      • 保育園の先生方向け、かけこみ寺的相談室

        こんにちは。フリーランス言語聴覚士の三輪桃子です。 私は、子どもに関わる言語聴覚士として、クリニックで言葉の発達支援をしていたり、保育園に巡回相談にいっていたり、常時6〜9こ程度のお仕事をゆるゆる、ガサガサしています。なんせ、発信全般が億劫なもので、気配り上手な方が「どんなお仕事しているんですか?」と質問を投げてくれた時にだけ答えていたのですが、最近はお仕事がほくほく楽しい気持ちなので、自分からも仕事について発言していこうと思っています。 第一弾として、昨年くらいからやっ

        • 【ASD】出ている言葉をみれば、言語獲得の傾向がみえる

          こんにちは、子ども専門の言語聴覚士、三輪桃子です。 今回は、言葉の発達についてのお話です。 こんなご相談を頂きました。 今回はこのご相談をもとに、発達凸凹キッズの言葉の発達について、考えていきたいと思います。 ※この記事は、小児科医の石川道子先生と言語聴覚士の三輪で行っている「発達凸凹キッズの集団あるある」と題したInstagramライブをまとめているものです。ぜひ、Instagramも合わせてご覧ください。 ライブリンクはこちら⇩ https://www.insta

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        • コミュニケーションへの考察(内向型人間たる所以)
          10本
        • 言語聴覚士なな先生&もも先生のことばの発達ラジオ
          72本
        • 言語聴覚士が考える療育
          2本
        • 言葉の発達
          5本

        記事

          【発達凸凹キッズ】イレギュラーの苦手さは、改善する?

          こんにちは、子どもの発達を支える言語聴覚士、三輪桃子です。 最近では、発達障がいも含む発達凸凹キッズの中には、「いつもの流れ」「いつものやり方」にこだわり、いつもではないこと=イレギュラーなことにとても苦手を示す子がいます。イレギュラーなことが起こると、ぎゃー!と泣き叫んだり、固まって全く動けなくなってしまったりと混乱を示す場合があるので、大人としては「この状態はいつまで続くのだろうか…」と途方に暮れることもあるといいます。この記事では、イレギュラーの苦手さの背景から、対応

          【発達凸凹キッズ】イレギュラーの苦手さは、改善する?

          発達障がいの診断は、子どもを守る印籠

          こんにちは、子どもの発達を支える言語聴覚士、三輪桃子です。 最近では、発達障がいの認知度があがり、子どもが小さいうちから、発達障がいの可能性を視野にいれて動き始める親御さんが増えていると思います。とはいえ、「診断がつくこと」に対しては、抵抗がある人も少なくないのではないでしょうか。今回は、改めて「診断は本当に必要なのか?」という視点に立ち、発達障がいの診断について考えていこうと思います。 この記事は、小児科医の石川道子先生と言語聴覚士の三輪で行っている「発達障がいの集団あ

          発達障がいの診断は、子どもを守る印籠

          二次障害になる前の、子どもなりの適応行動を見逃してない?

          こんにちは。子どもの発達を支える言語聴覚士の三輪桃子です。 近年、発達障害の子どもの「二次障害」という言葉、「二次障害にならないことが大切だ」といった考えが広まってきているように感じます。しかし、その言葉だけを聞いてもピンとこない人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は、二次障害とは何か、なぜ起こるのか、どうすれば予防できるのか、といった点をまとめていきたいと思います。 ※この記事は、石川先生と言語聴覚士三輪との発達凸凹インスタグラムライブを部分抜粋したものです。

          二次障害になる前の、子どもなりの適応行動を見逃してない?

          発達障がいをもつ子は、登園しぶりが起きやすい?

          この記事は、小児科医の石川道子先生と私言語聴覚士の三輪で行っている「発達障がいの集団あるある」と題したInstagramライブをまとめているものです。ぜひ、Instagramも合わせてご覧ください。 ライブリンクはこちら⇩ 子どもの登園しぶり、なぜ起こる?多くの子どもは、連休や長期休みでは、毎日園に通う生活に比べて、生活リズムが乱れやすくなります。大人もそうですが、リズムがいつもと異なる生活をすると、元の生活のリズムに急に切り替えることが難しく、しんどさを感じやすくなりま

          発達障がいをもつ子は、登園しぶりが起きやすい?

          家では困らない子が園から指摘されるの、なんで?

          こんにちは、フリーランス言語聴覚士の三輪桃子です。私は、言葉やコミュニケーションの発達に支援が必要なお子さまの成長を助ける仕事をしています。療育や保育園の巡回相談に携わっています。 この記事は、小児科医の石川道子先生と行っている「発達障がいの集団あるある」と題したInstagramライブをまとめているものです。 ライブリンクはこちら⇩ 今日のテーマは、「家庭では困っていないのに、園からお子さんの行動面について指摘されるのは、なぜ?」です。これは、恐らく少なくない話で、健

          家では困らない子が園から指摘されるの、なんで?

          就学相談の波にのろう

          こんにちは、フリーランス言語聴覚士の三輪桃子です。 言葉やコミュニケーションの成長に手助けが必要な子を支える仕事をしています。普段は、保育園の巡回相談をしたり、小児科クリニックで働いたりしています。 私は、毎週InstagramのLiveで小児科医の石川道子先生の、「発達障がいの対応講座」を主催しています。石川先生は成人しても長らくお付き合いのある子が沢山おられ、お子さんやご家族の成長過程を縦軸で見てきた中で「幼児期や学齢期のいま、必要だと思うこと」を痛感しておられるそうで

          発達障がいの子が、就学後戸惑うあるある

          こんにちは、フリーランス言語聴覚士の三輪桃子です。 言葉やコミュニケーションの成長に手助けが必要な子を支える仕事をしています。※言語聴覚士は国家資格です。普段は、保育園の巡回相談をしたり、小児科クリニックで働いたりしています。 私は、毎週InstagramのLiveで小児科医の石川道子先生の、「発達障がいの対応講座」を主催しています。石川先生は、言わずもがな、発達障がい界隈のレジェンドで、30年以上にも渡って多くの子を診察して来られました。また、先生は成人しても長らくお付き

          発達障がいの子が、就学後戸惑うあるある

          発達障がい児にとっての、小1の壁

          世間には「小1の壁」という言葉があります。子どもの就学に合わせ、親の仕事調整の難しさがあることなど、親側に起こる困難を示す意味で使われる言葉のようですが、当然子ども側も、就学は大きな環境の変化であり「壁」と言っても過言ではないと思うのです。特に、発達障がいのお子さんのように、環境の変化を苦手とする人にとっては、「そり立つ壁」とも言えるのではないでしょうか。今回は、発達障がいの子が具体的にどのような壁でつまづきやすいのか、考えていきたいと思います。 ※子ども側の困難さを表す言

          発達障がい児にとっての、小1の壁

          慣れと器用は、また別モノ

          保育園にいくと、レゴやラキューを使った、大人顔負けの制作物に出会うことがあります。大人からすると「遊びの様子からとても器用だと思います。」と言われることのある子たちですが、実際の生活動作を見てみると、カバンのチャックを閉めることや、着替えを畳んで袋に入れることなどが、上手くできず、投げやりな形になっていることがあり、「違和感」を感じます。果たして、この子たちは本当に器用なのでしょうか? ※この記事は、小児科医石川道子先生と言語聴覚士ももさんとのInstagram Liveの

          だるまさんが転んだは、トラブルだらけ

          だるまさんが転んだ、ハンカチ落とし、フルーツバスケット…大人にとっては懐かしき集団遊びの数々。このような遊びは、子どもにとっても楽しい遊びであることが多いですが、一方で、勝敗がある遊びとなると、多少のトラブルは付き物です。特に集団行動を苦手とする、幼児期の発達障がいのお子さん達にとっては、辛い経験に繋がることもあるようです。今日は、だるまさんが転んだを例に、集団遊びの中のトラブルと対応について考えます。 ※この記事は、小児科医石川道子先生と言語聴覚士ももさんとのInstag

          だるまさんが転んだは、トラブルだらけ

          ゲームで負けたら、世界が終わると思っている子への対応

          ※この記事は、小児科医石川道子先生と言語聴覚士ももさんとのInstagram Liveの内容を引用しています。発達障がいの子がみな勝ち負けにこだわるわけでも、勝ち負けにこだわるからと言って発達障がいというわけでもない点は、ご理解下さい。ライブ全編はこちら⇩ https://www.instagram.com/hattatsu.hoiku.gakkou/ なぜゲームで負けて、大きく気持ちが崩れるのか?発達障がいの子の中には、くじを引いたら絶対当たり、ゲームをやったら絶対勝つと

          ゲームで負けたら、世界が終わると思っている子への対応

          オウム返しは、悲観すること勿れ

          オウム返しはなぜ起こる?オウム返しにも、単語を繰り返す、文章を繰り返すなど、色々なレベルがあります。発達に関する検査の中には、文の復唱と言って、相手が言ったことをそのまま繰り返すテストがありますが、お話が上手になるとそのテストを間違えるという現象が起こります。それは、お話しできないときには、そっくりそのまま繰り返して言えるのですが、話の内容が意味が分かると、自分の言葉で喋るので間違えが起こる時期があるということです。 つまり、オウム返しは、意味が分かって繰り返しているのでは

          オウム返しは、悲観すること勿れ