2020年6月の記事一覧
『天気の子』考察3 最後の晩餐解釈
ゴージャスな雰囲気のラブホテルに逃げ込んだ帆高、陽菜、凪はジャンクフードをこれでもかと大きくテーブルに広げて、食べる。
人柱として消滅すると悟った天気の巫女・陽菜は、これらのご馳走が『最後の晩餐』となった。まるで、翌日に十字架に処刑されることを知ったキリストのように…。
そのあと、ホテルに完備されたカラオケで秋元康の『恋するフォーチュンクッキー』や星野源『恋』が登場人物の彼らによって歌われる。
『天気の子』考察②(というか雑記)
帆高の閉塞感主人公帆高は、生まれた土地から、逃げるように東京に来た。離島のようだが、明確な情報は、映画内ではあまり多く触れられない。警察に捕まって離島に戻され、保護観察期間の間、息を殺すように高校卒業まで過ごしたようである。
追記
補足のため『天気の子』小説版より以下を引用
『仰げば尊し』の歌詞が作中にて引用される。《いと疾し》とは、とても早いように思うということなので、この部分を歌わなかっ