西山宗一/漫画原作者

文芸/文学/漫画/小説/アニメ/短歌/クリエイティブ/エッセイ/評論/研究/民俗学/民俗学/エンターテイメント/お笑い/漫才/コント/落語/戯曲/等 アイコンキャラは角倉渉先生に描いていただきました!

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  • アニメ映画『天気の子』感想・考察・雑記

    目的 新海誠監督作品の感想・考察を行うことで *表現技法の関心を深める。 *創作物への創意工夫を探る。 *ただ消費するだけではなく、この作品が現実でどのような効果を示すかという社会性を探す。

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岡本かの子『金魚撩乱』評論10000字超

金魚神話 ~岡本かの子小説『金魚撩乱』の考察~ 論者 西山宗一(漫画原作者) Ⅰはしがき  これより、岡本かの子の小説『金魚撩乱』を考察する。文芸として本作を批評し、また、本論の補助として金魚の表象を考え、フィクション表現における金魚の在り方、金魚の評価のされ方を導き出したい。 私は作家であり金魚愛好家だ。この二つの知見を用いたい。また、金魚を題材として取り扱うに当たり、文化・人種・国籍・職業・世代などに関して、もっともらしい言論・文彩を用いて、差別的な考えを述べること・

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    • 【創作ネタ】階段についての小ネタ

      階段に関する雑学 階段は建物の中で、さまざまな場面で重要な役割を果たしている。人々が上下に移動するための手段であるだけでなく、空間のデザインや雰囲気にも大きな影響を与える。ここでは、階段に関連する興味深い雑学を5つ紹介する。 階段の種類とそのデザイン 階段は主にその形状によって分類される。主な種類には、直進階段、かね折れ階段、折り返し階段、そして螺旋階段の4つがある。直進階段はシンプルな形状で、最も一般的な階段のスタイルである。このタイプの階段は長い距離を昇降する際に、

      • 金魚は革命の敵だった

        金魚は革命の敵であった。 文化大革命と金魚排斥に関する詳細な解説を提供する。文化大革命(1966-1976)は、中国における政治的および社会的な動乱の時期であり、多くの文化的、社会的要素が影響を受けた。その中でも金魚の排斥は、文化大革命の一環として特異な現象の一つである。本解説では、文化大革命の背景、金魚の文化的意味、金魚排斥の具体的な事例、そしてその後の影響について詳述する。 1. 文化大革命の背景 文化大革命は、毛沢東の指導の下、中国共産党が主導した社会主義革命の一環

        • 【創作メモ】當麻寺について

          當麻寺(たいまでら)の詳細な解説 當麻寺は、日本の奈良県葛城市に位置する歴史的な寺院で、特にその美しい建築と深い宗教的背景で知られています。奈良時代から続くこの寺院は、仏教文化の重要な拠点としての役割を果たしてきました。以下に、當麻寺の歴史、建築物、文化的意義、そして現在の状況について説明します。 當麻寺の歴史的背景 當麻寺は、推古天皇20年(612年)に創建されたとされ、古代大和の西方に位置しています。創建当初は奈良仏教の学問寺院として機能し、特に三論宗が盛んでした。

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          【創作メモ】浮逃について

          律令制における山人と浮逃について、歴史区分に合わせて時系列で掘り下げて説明いたします。律令制は主に奈良時代(710年 - 794年)から平安時代初期(794年 - 1185年)にかけての日本の政治体制であり、この時期に山人や浮逃の現象がどのように展開されたかを見ていきます。 奈良時代(710年 - 794年) 山人の出現と生活様式 背景: 奈良時代は、律令制が確立され、中央集権的な政治体制が整備されました。この時期、農業が基盤となる社会が形成され、農民は土地に基づいて課税

          【創作メモ】浮逃について

          【創作メモ】天満と大川沿いの青果市など

          幕末の大川沿いの天満は、商業活動や交通の要所として重要な役割を果たしていました。この時期、天満は大阪の中心的な市場として栄え、さまざまな物資が集まり、流通していました。以下に、幕末の天満の状況や特徴について詳しく説明します。 幕末の天満の商業活動市場の発展: 幕末の天満は、特に青物市場として知られ、新鮮な野菜や魚介類が取引されていました。天満青物市場は、地元の農家や漁師から直接仕入れた食材を提供し、地域の食文化を支える重要な拠点となっていました。 水運の利用: 大川は、淀

          【創作メモ】天満と大川沿いの青果市など

          【創作メモ】僻穀の実践

          道教における僻穀の実践は、心と体の浄化を目指す重要な修行の一つである。「僻穀」という言葉は、一般的に「穀物を避ける」ことを意味し、特に肉類や穀物を摂取しないことで、精神的な集中や体のエネルギーを高めることを目的としている。この実践は、道教の基本的な教えである「無為自然」や「道に従う」ことに根ざしており、物質的な欲望から解放されることで、より高い精神的な境地に達することを目指すものである。 僻穀を行うことで、体内のエネルギーの流れが整い、心の平安を得るとされている。道教では「

          【創作メモ】僻穀の実践

          賀茂氏と物部氏について

          賀茂氏と物部氏の祭祀の違いは、日本文化に多大な影響を与えました。それぞれの祭祀の特徴と、それが日本文化にどのように寄与したかを以下に詳述します。 1. 祭祀の性質と目的 物部氏の祭祀 物部氏は、主に武神や祖霊を祀ることに重点を置いていた。彼らの祭祀は、戦の勝利や武力の増強を目的としており、神道的な儀式を通じて神々の加護を求めるものだったようである。このため、物部氏の祭祀は、軍事的な側面が強く、戦の際には特に重要視された。 賀茂氏の祭祀 対照的に、賀茂氏は自然崇拝や農業神、

          賀茂氏と物部氏について

          【創作メモ】7世紀中頃の大和朝廷と外交について

          斉明天皇前後の日本について 日本の歴史において重要な転換期であり、大和朝廷は多方面との交流を通じて政治、文化、経済の発展を遂げました。 大和朝廷と唐との交流  外交関係の強化: 唐は当時のアジアで最も発展した国家であり、大和朝廷は積極的に唐との外交を進めました。特に、645年の大化の改新以降、遣唐使の派遣が行われ、唐の先進的な文化や制度を取り入れる努力が続けられました。  文化的影響: 唐からは漢字、仏教、法律、行政制度が導入され、これにより日本の社会構造や文化が大き

          【創作メモ】7世紀中頃の大和朝廷と外交について

          【創作メモ】東北の魚送りについて

          魚の供養や塚、埋葬などの文化について、東北地方を中心に。 東北地方の魚塚文化 東北地方には、魚類を供養するために建てられた「魚塚」が各地に残されています。 秋田県小坂町の濁川集落には、江戸時代から続く魚送りの伝統が残されています。この地域の無形民俗文化財に指定されている魚塚は、1821年(文政4年)に建てられたものです。当時の博物学者・木村蒹葭堂が魚の研究をするなど、この地域では進歩的な文化人が活躍していたことがわかります。 また、富山県小松市の竹林台には、天保10(1

          【創作メモ】東北の魚送りについて

          家鳴りの不思議

          家鳴りってなに? 家鳴りは、室内で生じた原因不明の「コン」とか『ぴし」などの音を指すことが多いです。そのような現象は、原因は様々ですが、主に建材の温度差によって生じる収縮によって軋む音が出るようです。 ※温度変化によって熱膨張率の異なる部材間生じた摩擦力を超えた時に発生する衝撃で、音が発生します。 伝承 日本で「家鳴り」に相当される現象が記録されたのは、日本書紀にまで遡ります。宮中の食事を管理する場所で、複数の釜が同時になる現象があり、それを不吉がるという描写がありま

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          家鳴りの不思議

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          風と住まいの民俗学

          風と住まい 風と共に暮らした人類の物語 季節風の強い地域では樹木によって風を遮り、砂漠の住まいでは、光を遮り、空気をそとから取り入れる仕組みをつくりました。今回は、人間はどのように風と対峙したかを考えてみたいと思います。 防風林~強風から家を守る~北海道 富山県砺波(となみ)平野 屋敷林 季節風から住宅を守るため、垣入(かいにょ)と呼ばれる防風林が各屋敷を囲っています。 樹木の種類はスギが多く、ケヤキやカキなどが混植されています。 砺波(となみ)平野は庄川(古く雄

          風と住まいの民俗学

          金魚史

          ご挨拶- はじめまして、西山宗一と申します。 -  - 私は、金魚を題材にして、漫画を描いたり、短歌を詠んだりしています。 また、岡本かの子(岡本太郎の母であり女流作家)の小説作品『金魚撩乱(きんぎょりょうらん)』の書評を月刊誌に掲載したりと執筆活動を行っています。 文芸の力を借りて、金魚の魅力をどのように伝えられるか模索中です。 -  金魚の歴史について (古くから品種改良が行われてきたこと、中国から伝わり日本に来て現代に至るまでの大まかな流れについてここからご説明いた

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          月とウサギの民俗学

          月のウサギはなぜ餅をつくのだろうか。 月のウサギはなぜ餅をつくのだろうか。 1.ウサギの模様をつくった原因 2.古代中国の世界観 3.西王母 4.日本で描かれたウサギ ウサギの模様をつくった原因 2012年、月周回衛星「かぐや」の収集データから、月のウサギの形として捉えられている39億年以上前の巨大隕石の衝突によりできたプロセラム盆地であることを判明しました。 古代中国の世界観 古代中国の中国湖南省長沙市(前漢時代前期)の貴族を埋葬した墓から発掘された絵があ

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          三月大歌舞伎感想

          三月大歌舞伎 第三部『信州川中島合戦・石川五右衛門』を観覧して ◎信州川中島合戦・輝虎配膳について 「歌舞伎は顔がでかい方がいい」と聞いたことがありました。今まで言葉の真意はさほど気にしていませんでしたが、この度の観覧では自分なりの回答が出ました。「歌舞伎とは舞踊ではなく、舞踏だからだ」と、肌で伝わりました。身体表現として、下へ、そして内へ向けた動作、押し殺した際の声、このどっしりとした印象を与えるには、身体は上部への伸びやかさを重要視するよりも、顔の大きなどっしりと構えた

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          まんだらけ発web漫画雑誌にて『金魚侍』連載中です! https://pub.mandarake.co.jp/#/viewer?id=524

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