わがまま先出しスタイルで、人間関係いいとこ取り。
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巷で行われているセミナーやセラピー、カウンセリングのほとんどが前金制なのは、バックレやドタキャンを防止するという理由がある。
最近では、飲食店に宴会の予約をしておきながらお客様が来店されないノーショー(無断キャンセル)が問題になっているらしい。
わたしも10年くらい前まで飲食業界にいたが、ノーショーは1年に一回あるかないかくらいだったと記憶している。
飲食店における無断キャンセルを防止するコツは、予約が入った時点でお客様のお名前と電話番号以外に勤務先を聞くこと、そして来店日の前日に予約の変更がないか確認の電話を入れることである。
商売って、基本的にお客様のわがままを聞くことで成り立っているようなものだとわたしは考えている。
けれども、優秀なセールスパーソンや営業マンほど、わがままの“先出し”が上手なことも事実である。
例えば、外車のセールスマンは新しい車が販売開始されたときに「この新車が発表されたとき、真っ先に◯◯様の顔が頭に浮かんだんですよ」みたいな感じで営業をかけるという方法をよく使う。
これこそ、まさに「わがままの先出し」であるが、言われた方はまったく悪い気はいないはず。(買うか買わないかは別な話だけど)
集会や会議を主催するときも「◯◯様のネームプレートと名札をご用意しました。是非、お待ちしております」と伝えるだけで参加者の出席率は格段に上がるらしい。
なにかあるごとに「絶対に来てね!」とグイグイ押す系の人ほど、みんなに好かれることが多かったりする。
実は、要求を一方的に押しつけてるようだけど、まずは相手を受け入れてるという姿勢を貫いてるからこそ好かれるのである。
気功でも同じ原理が働いていて、相手の気を受け取る練習を積まないかぎり、上手に自分から気を流すことは不可能なのだ。
空気を読むとか、気を遣うといった言葉が日本語にもあるように、本来日本人は気に対して鋭い感性を持っているはずである。
それでも、人間関係で疲れてしまう人が多いのは、「こんだけしっかりやってるんだから、もっとわたしを理解してよ」といった感じで良心前提を基本にコミュニケーションを取ろうとしているからだとわたしは思う。
「いつもわがまま言ってゴメンなさ〜い」みたいに、悪気前提、こころに隙間だらけで生きてる人が何気なくやる利他的行為ほど、真面目な人には悔しいかもしれないけど、めっちゃ輝いたりもする。
気を許せるって、そういうことなのかもしれない。
上から目線の人は、当たり前だけど基本的に好かれない。下から目線だとナメられ、めんどくさがられる。
だから、わたしは“わがまま目線”で生きていく。
そうすれば、毎日たくさん誰かに感謝することが見つかるはずだから。
感謝で終わる一日って、ほんと最高だよね。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
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