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悪い気分はなぜ延々と続くのか?どうしたらそこから抜け出せるのか?
嫌なことがあると悪い気分になり、そこからずっと嫌なことばかり考えてしまいます。
しだいに悪い気分は大きくなり、怒りに変わってきます。
そうすると、もう自分では手が付けられない状態です。気分を変えようとしてもなかなか変えられませんし、現実に起こっていない嫌なことまで妄想してしまいます。
以前の僕はずっとそうでした。
良い気分 < 悪い気分
良い方向に考える力がなかったといえます。
しかし
悪い気分を良い気分に変えるコツというものがあったんですね。
この本を読んでから、悪い気分になってしまうには訳があるんだとわかりました。
今でも嫌なことがあると悪い気分になり、同じように怒りに変わってきますが、この本の「思考を変える」というのを読んで以来、「ちょっと待てよ」と自分に問いかけるようになったんです。
実は、「気分」は、「思考」が走った後についてきます。
良いことを考えていると、良い気分がついてきます。
まるで、ジェット機の飛んだ跡に飛行機雲が筋を引くように。
悪いことを考えていると、悪い気分がついてきます。
まるで、荷駄を引く馬の足跡に車がついていくように。
ですから、自分がその気分を変えようとしてもできないのです。
気分を変えるには、先行する「思考」を変えなければなりません。
嫌なことがあったあとには
まずは
その思考を止めることが必要なんですね。
もちろん、気持ちが落ちついた後にでも、なんども寄せては返す波のように嫌なことは押し寄せてきますが、そのたびに思考を断ち切ります。
「今、悪い思考が走っているな!」と。
そう考えるようになってからは、長く嫌な気持ちを引きずることはなくなりました。
「あっ、今嫌なことを考えている」と思ったときは、「これが悪い気分を引き起こしている原因なんだ」とすぐに考えるのをやめましょう。
まだ悪いことが起きてもいないのに、悪いことを考えるのは精神衛生上よくないですしね。
心は上手に運転すれば軽快に走ります。急ハンドルや急ブレーキをかけないように、早め早めに気づけば良いのです。
【出典】
「5分間で新しい自分になれる本」 宝彩有菜 廣済堂出版