生きていれば、何だって。

 

…もう、、あなたのこと、どーでもいいの。

______さようなら

そのまま振り返らず、外に飛び出した。

…やっと言えた…！

…言ってやった！

無意識に、口元が緩む。

…彼氏も仕事も、、全部どうでもいい。

ただ、

…私は、私の好きなように生きるって決めたの。

興奮する気持ちを抑えられず、

雨の中、

傘も差さずに走り出した。

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ずっと憧れていた、駅前の美容院。

「金髪ショートにしたいんです！！

   …ずっと、、いつかしたいなぁって思ってて…」

私はずっと、

茶髪のロングより

金髪ショートが似合う女になりたかった。

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高級ブランド街。

夜の街、キラキラ輝いている。

Diorのハイヒール、GUCCIのワンピース、

そして、CHANELのバッグと香水。

全部ずっと欲しかったもの。

嬉しすぎて、

全部、

買ったその場で身に付けた。

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眼鏡は捨てた。

…こんな世の中、

少し見えないくらいで、丁度良いじゃない。

そして、赤いリップを唇に塗る。

……さぁ、

準備できたよ。私。

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空港。

オランダ行きのチケットを買い、

飛行機に乗り込んだ。

…あとは座って、離陸を待つだけ。

深夜の空。

今まで見た、どんな空よりも、

星が輝いて見えた。

……そうだ、

私の人生は、誰のものでもない。

私の人生は、私の自由。

…もう、絶対に、誰にも渡さない。