フリーランスの複業経験から見える世界と働き方の選択肢
転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、フリーランスになりました。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。
前回久しぶりに夫婦のお話を書いたところ、結構反響が大きくちょくちょく夫婦関係のお話も織り交ぜていこうかと思います。
夫婦関係というより、結婚する・家族ができると自分だけの人生ではなくなるので、自分のライフプラン・キャリアプランにどうしても夫という存在が関わって来ることになりますよね。
わたしの場合転勤族夫のため、自分ではどうにもならない制約が出てきた時に、自分の大切にしている価値観や仕事の面など、どのように捉えてどのように行動していくのかなど、結婚&フリーランスで気付かされることが多かったので、また徐々に書いていきます・・・。
今日はまた、お仕事のお話。
今わたしは業務委託のお仕事を中心に5社の契約先の企業さんと一緒に働いています。
今日は実際にこの働き方どうなの??ということを考えていこうと思います。
選ぶ仕事の業界と職種の関係
フリーランスになってから、ずっと業務委託という働き方をしています。
主には企業さんのバックオフィス関係を担当することが多いのですが、最近はそこから派生してマーケティングやカスタマーサクセスなどの分野もやっており、現在5社の会社さんと契約しています。
まずは、選ぶ業界や職種についてのお話。
わたしの場合、職種は固定して、それぞれ全くの異業界で働くという働き方をしています。逆に業界だけ固定して、職種は柔軟にやっている人もお見受けするので(その業界がすごく好きな人が多い)、これはそれぞれにあった働き方があるのだと思います。
わたしも最初は「食」の業界が好きだし興味があるので、食業界の中からライターをやってみたり、動画編集をしてみたり、食に関わる企業さんのバックオフィスやアドミ機能を担当したりしていました。
ただ、やっぱり業界って上手く選ばないと、同じ作業量でも単価が倍くらい違うとか、長くその業界に蔓延っている習慣とか、そういったものがすごく出やすい気がしています。
そしてやっぱりわたしが重要にしたいのが視野の広さ。
こちらの記事でも書いたのですが、ずっと長く1つの業界にいると、どうしても視野が狭くなりがち・・。
会社員からフリーランスになって、今まで当たり前だと思っていたことが全然違った(その会社の中でだけだった!)ということが毎日のようにあり、だいぶ価値観の変容が起こりました。
だから、業界を超えて視野は広く持っておきたいな~というのが今のわたしの考えです。
働く企業形態の違いが働く環境に影響する
次は一緒に働く企業さんの企業形態のお話。
業界が全然違うというお話をしましたが、企業形態も全然違う。
企業形態の違いのお話はこちらの記事で書いています。
今一緒に働いている企業さんこんな感じです。
・大企業
・ベンチャー企業
・ベンチャーだったけど大企業に買収?統合?されて子会社になった企業
・大企業が作ったベンチャー企業(の新規事業部)
・ほぼ個人事業みたいな企業
全種類くらい網羅してない?ってくらい色んな形態の企業さんがありますね。
この企業形態によって働き方や、そこに属している人たちの属性、使っているツールから会議の進め方、会社としての決まり事やルールなど、本当に全然違います!!!(この違いもどこかでまとめたい・・)
わたしは会社員時代は、大企業に属する会社に所属していたのですが、フリーランスになってから関わる仕事は、ベンチャー・スタートアップの会社ばかりで、そのスピード感や目まぐるしく変化してくことに、毎日ひいひいいいながら必死に食らいついておりました。
でも今、大企業の何も進まないムダな会議と、「確認します」といってから一週間タスクが進まないノロノロ感に、嫌気がさしてきているところです(笑)
同時に働いているとより顕著に分かりますね・・・
面白いのがベンチャーから大企業子会社になった会社は、色々なことが大企業仕様に徐々変わっていっている気がします。
使うツールも変わり(gGoogleWorkspaceからMicrosoft365に変わりました)、細かなルールが整備され、もちろんセキュリティ面を考えてのこともありますが、スピード感が徐々になくなりはじめた?と思っています。
組織が大きくなればなるほど、やはり働く環境が変わっていくのですね。
それを今身を持って感じているところです。
フリーランスになる前はずっと、仕事を選ぶ基準は、好きなこと・好きな業界ということが中心にあったのですが、色々な企業さんと働いてみて、働く環境って本当に重要です。
仕事をするうえで、人間関係も大切なこととして上げられると思いますが、働く環境がこの人間関係を作っているのでは?と最近思います。
これはニワトリたまごみたいな感じで、どっちが先とは断言出来ないのですが、企業形態が働く環境に大きく影響を与えて、そこに集まる人の属性を決めて(もしくは働く人の属性が変化する)、それに付随するルールや評価制度などが出来て、それにより人間関係問題(上司・部下の問題、社内制度や評価やモチベーション含め)に発展するのでは?とやんわり思っています。
ちょっと話がズレてきましたが、企業形態の違いって働く上で本当に大きなことだなと再認識しました。
複業で自分のスキルと経験の幅を広げる
じゃあ、最後にこの働き方どうなの??というお話。
わたし的にめちゃくちゃ自分に合っている!!というのが率直な感想です。
複業(副業じゃなくて複数の仕事ね!)という言葉がありますが、この働き方が一番しっくりきています。
もともと、興味関心の幅が広い、知らないことを知ることが楽しい!みたいな性格なので、たくさんの業界のたくさんの働き方を経験できること自体が、もう楽しい!!!となっています。
めちゃくちゃ個人的意見なので、合わない人は本当に合わないのかもしれないです。
でも、わたしとしては職種は絞っているので、毎日全く違うことをずっとやると言うよりも、やっていることはほとんど同じだったりします。
ここで間違えちゃいけないのが、作業が同じというわけではなくて、やることの目的が同じ。
具体と抽象をずっとぐるぐるさせながら、この業界で得た知識やスキルを、こっちで転用できそうだな、みたいなことを考えながら、色んなことに転用している感覚です。
この転用が上手くできないと本当に苦痛だと思います。
この働き方のメリットは、短期間で自分の価値を上げていきやすいということ。
スキルの掛け合わせで単価を上げていくことができると思うのですが、色んな業界に関わって、関わる人も関わる案件やプロジェクトも様々。
日々、嫌でも経験とスキルだけは身について行きます。
もっと細かい事を言うと、使うツールの使用経験があるかないかでも、仕事を獲得する時に有利になったりします。わたしは複業経験で一通りオンラインで働くためのツール系は網羅したと思うので、何が来てもへっちゃら状態です!
わたしがずっと複業という働き方をしてきて、一番感じるのは、どんどん受けられる仕事の幅や関わる範囲が広くなっていくということ。
単価を上げていけるというのも、もちろん大切なのですが、幅が広がるからこそ単価が上がるので、自分がやってみたい領域がどんどん広がっていくことに楽しみを感じられるのであれば、めちゃくちゃオススメな働き方です!!
フリーランスって本当に色々な働き方があるので、同じフリーランスで業務委託をしているという人でも、全然違う働き方の人もいると思います。
自分に合う合わない、好きか嫌いか、色々な条件のもとそれが自分で選択できるというのが良いことですよね。
前回の記事でも書きましたが、フリーランスの本当の自由は選択肢の多さだと思っています。
自分が何を選択して何を選択しないのか。
それを考えながら仕事をしていくことが、満足感や充実感につながるのかなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
シンバ🦁