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やりたい仕事がなければ作っちゃえば良いと思う話

転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、フリーランスになりました。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は個人事業として提供しているサービスのお話。
わたしのNoteでは、いつも主に仕事の話をしているのですが、いつも話しているのは、業務委託として関わらせて頂いている企業さんと一緒に働く仕事のお話です。

フリーランスと言っても本当に様々な働き方があると思うのですが、わたしが主に話しているのは業務委託としてのフリーランスの働き方です。

今日の記事は、企業様から委託されてするお仕事ではなく、先日自分自身がリリースしたサービスのお仕事のお話です。


自分が提供できる価値ってなんなの?

フリーランスになった当初は、業務委託ではなく、自分自身が価値提供出来るサービスで生きていきたい!と思っていました。
いわゆる個人事業みたいなものをフリーランスだと思っていました。

まあ、ご想像のとおりですが、そんなものは最初からうまくいくはずもなく、、
今考えると当たり前なのですが、自分自身が一番、自分が提供できるものが何なのかを分かっていなかったように思います。

最初は、とにかく自分の好きなことや、やりたいことの棚卸しだ!と思って色々と自分の身の回りのものを棚卸しして、実際に個人事業として色々やってみたものの、全然しっくり来ず。

やりたいことが全くないわけではないけど、結局それを仕事にしようと思ったこともないし、そもそもどうやって仕事にして良いかも分からない、ただ趣味の延長線上みたいになって、とてもお金を取れるレベルではなかったです。

こちらの記事で詳しく書いております。

そしてもう一つの原因は、自分が提供したいものを主軸で考えてしまっているということ。
自分が提供したいものが、必ずしも顧客が求めているものとは限りません。というかこれが一致することのほうがまず少ないのでは?と今は思います。

自分が出来ることの中から、あわよくばお金を取れるくらいになったらいいな~
この順番の発想では、もちろん誰もお金を払ってくれる人なんていません。

そもそもの根本的な考え方から違っていたんですよね。
これだと、ただの独りよがり商品になってしまう。自分の商品やサービスが売れない人あるあるだと思います。

環境を変えて分かった自分の本当の強み

そんな中で、最初は安定欲しさに企業さんの業務委託の仕事をすることを選択します。

これは会社員経験も手助けになり、わたしの中ではやりたいことというよりも「出来ること」の位置付けな気がしています。

もちろん、分からないこと大変なこと、毎日たくさんありますが、ジャンル的に自分が苦痛に感じず、かつ日々学びがありチャレンジでき、成長していけるというお仕事の一つです。

ただ、これが全員が出来るわけではないということを、フリーランスになって初めて感じました。

会社員時代は、程度の差はあれ全員がこれが当たり前に出来る状態で日々仕事をしていたので、自分が特別出来るわけではなく、みんなが「出来ること」として仕事をしていました。

ただ、フリーランスになってから関わる人の中には、そもそも会社で働くということをしてこなかった人、事務作業がとにかく苦手、仕組みづくりとかビジネスのことが全くわからない・・こんな人たちが大量にいます。
これイメージ的に主婦(夫)の人がそうだ!というわけでは全然なく、普通に経営者でもこれが出来ない人に何人も会ってきました・・

経歴も歩んできた人生も本当に様々。

そんな中にいると、わたしが今まで当たり前に出来ている身についていることが、ものすごく重宝されることがあります。

例えば、わたしがフリーランスになってはじめにやった、インバウンド向けの料理教室。こちらは現在も数ヶ月に一度は講師をしているのですが、自分にはあんまり向いていないな・・と思っています。

ただ、こちらで関わる講師の方々はビジネスとは??という方ばかり。
そのため、わたしは最初は講師としてやっていましたが、だんだん予約の管理やマネジメントをするようになり、そこからスキルアップの勉強会を担当したり、システム関係を担当したりして、アドミニストレーションのチームリーダーになりました。

当初、全然予想もしていなかった展開。

でもこれは、わたしは全然苦でなく出来ることで、得意なことなので、特に大変でもなんでもありません。むしろわたしより、料理も英語も上手で、外国の方に日本文化を伝えたい!という方がたくさんいて、でもビジネスも分からない、パソコン苦手、集客が出来ない、そんな人の手助けを出来ることのほうが喜びを感じます。

仕事はなければ作ればいい!

自分の強みとか、得意なことって分かっているようで全然分かっていないですね。
そして、それを必要にしている人を前にして初めてそれが強みとして発揮されるものだと思います。

転職活動をしていた時に、考えた会社で働くための強みと、今自分がサービス提供している強みは全然違います。どちらも自分の強みですが、自分が属する環境によって全く変わります。

料理教室の講師ではなくて、英語も料理も完璧だけどビジネス感覚のない人にスキルアップの支援をしよう!なんて最初からは考えつきもしないです。

やっぱりやっていく中で、自分はこれが出来る、これは苦手、周りからこれを褒められた、なんてことをうっすら感じながら作られていくものなんだと思います。

会社員時代もやってはいたつもりですが、周りの属性が同じような人ばかりだと、これがとても見えにくい。
環境が変わることで、ものすごくクリアにはっきりと見えてきますし、自分のスキルが求められる強さや熱意も増します。

会社員の時は、やりたい・やりたくない事関係なく、既に仕事の形があったのですが、今は仕事がなければその仕事を作ってしまえ~~という感じです。

そもそも仕事として名前のついているものなんて、ほんのごくわずかなんだなと今すごく思います。

わたしが今自分のサービスとして打ち出したもの、講師をするうえでの仕組みづくりの手助けです。
具体的には、インバウンド向けのOTA(オンライントラベルエージェント)の予約入力を代行、サイトの仕組みの説明や集客導線づくりなどです。

他にも、地方在住者のインバウンド集客の仕組みづくりのプロジェクトマネージャーを代行したりもしています。

これは何業なんでしょうか?笑
ただ、身を持って検証しているので確実にニーズがあって、予約をたくさんいただくようになりました。

今すごく思うのは、仕事はなければ作れば良い、これに尽きます。

ただ、これは最初からは作れません。
わたしがフリーランスになって個人サービスを作ろうとしていたのと同じように、会社員という狭い世界の中で数年いただけの自分が把握している強みや得意分野では、到底ここにはたどり着けません。

自分が提供出来るものの価値と、提供できる環境と、顧客が抱えている課題が上手く一致するところを、色々な経験を通して感じ取っていくことがすごく大切だなと思います。

そして、これは今はうまく行っているけど、一生予約が来続けてこれで安泰だ~というわけにも行きません。

人生ずーーーっとこれの繰り返しかと思います。
とにかく自分の価値と顧客の課題に敏感になって、お互いがWin-Winになれるポイントを探っていく、そんなことを考えながら来期に向けてまた色々と仕込んでいこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁






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