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『綿帽子』

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綿帽子というタイトルで書き綴っているエッセイです。 「親子とは何か?自分とは何か?」 永遠に答えが出なさそうで、案外知っていたりする事実をテーマに書き綴っております。自分の経験や…
無料記事に有料記事8本を含めた『綿帽子』第一部を纏めたマガジンです。
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#綿帽子

綿帽子 第六十六話

お袋と二人無言で駅へと向かう。 何とか品川駅までは持つのではないか? 淡い期待に胸が膨らむ…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第六十五話

権利書を渡して全てが終わる。 果たしてスムーズに入金されるのだろうか? そんなことばかり考…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第六十三話

いよいよ明日が引越しの日だ。 荷物は全て整えてある。 何だかんだで毎日続いている公会堂へ…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第六十二話

てんやわんやの毎日が続く。 引越しの日も迫って来ている。 家の中の荷物は一通り片付いた、後…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第六十一話

釣具買取の業者が来宅した。 親父の釣具の査定をしてもらって、折り合いがついたら買い取って…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第六十話

「昨日はご馳走様」 「おお」 俺は昨夜のお礼を伝えると、今日運び込む予定になっている荷物…

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sekirein
2か月前
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綿帽子 第五十九話

ダンボール、ダンボール、ダンボール、どんどんとダンボール箱が積み上げられて行く。 親父が使っていたオーディオルームに荷物を整理したダンボール箱を運んで行く。 必要なものにはマジックペンで必要とかリビングとか書き込んで行く。 必要ないものにはゴミと書く。 オーディオルームを経由して離れとの間にあるドアから荷物の搬出をする予定だ。 親父の趣味だったオーディオシステムは既に無い。 もう一つの趣味だった釣竿とそのアクセサリー類が残されている。 これも全部捨ててしまえとのお袋か

綿帽子 第五十八話

空は晴れ渡っている。 俺は元彼女と仲良く写っている写真をビニール袋に一纏めにしてから、ネ…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第五十七話

ようやく気になっていた親父のレコードの保管場所も決まり、ロビンを運ぶ段取りも決まり、引越…

sekirein
2か月前
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綿帽子 第五十六話

何やら神社の前に人だかりができている。 「何だあれ?」 「さあな、まあ寄ってみるか」 神…

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sekirein
3か月前
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綿帽子 第五十五話

午前11時過ぎにペットタクシーから連絡が入った。 快く引き受けてくれたのだが、やはり糖尿病…

sekirein
3か月前
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綿帽子 第五十四話

あっさり引っ越し屋が来てあっさり日取りを決めてあっさり帰っていった。 期待通りには全くな…

300
sekirein
3か月前
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綿帽子 第五十三話

GaregeBandを開いた。 昔使ったことはあるが、かなりバージョンアップされている。 使い方も…

sekirein
3か月前
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綿帽子 第五十二話

「どうした?お袋」 「いや、なんか疲れたし、一日分キャンセルして早めに帰って来たわ」 「なんだ、少しはゆっくりして来たら良かったのに」 住む場所も決まったので、家の方がゆっくり休めるという理由から早く帰って来たらしい。 契約書に目を通さなければ。 保証会社の保証料が年間で1万ちょっと、それを6年分の前払いをすると安くなるらしい。 その間ずっとここに居るかどうかも分からないのに、契約させられてしまうところだった。 お袋に何件見て回ったのかと尋ねてみた。 3件のう