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得るものあれば失うものあり

 先日、車同士による出遭い頭の衝突事故により、元:プロ野球選手が亡くなりました。

 謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。

 乗っていた車は軽自動車だったとの事でしたが、個人的には、友人が軽自動車で信号待ちをしていた際に他車から衝突され、内臓破裂で入院という過去があります。

 軽自動車は普通自動車に比べ経済的でしょうが、事故に遭った際のリスクが高まる事は事実でしょうし、前述した友人のケースの様な、相手側に100%の過失がある場合は防ぎ様がありませんし、そういう観点からは事故時の補償の為に任意保険を支払う感覚で、事故時の被害を想定して普通車や大きく頑丈な車を選択する事は、事故が生死を左右する事に鑑み、非常に大事な視点になってくるとは個人的に考えます。

 物事全般、全てを満たす事やものは非常に稀であり、何かを優先すれば何かを失う事は殆どの場合に当てはまるとは思いますので、特に生死に関わる選択の場合は経済的な部分を度外視し、他の面で節約する等の工夫なりをして決定する心がけが自らの運命を左右するでしょうし、今回は軽自動車を事例に述べましたが、経済的という、とある側面を常に優先して意志決定するのではなく、時には損して得するという様な考え方も大事だとは思います。

 私はスマートフォンを所有した事が無く、未だに折り畳み式の携帯電話を使用しており、通話とショートメールのみの契約の為にインターネットには接続できませんし、車載の物も含め、ナビゲーション機能を活用した事がありません。

 地図を観て、頭に浮かぶ映像で色々な道順を構築する過程が楽しい点と、その空間識別・構築・想像機能を衰えさせたくない点が主な理由で、ナビゲーションシステムを活用する場合よりも時間を要しますが、これからも、現在の方法を変えるつもりはありません。

 愛車は十数年前のハイオク燃料車なので、維持費なども含め、決して経済的な車ではありませんが、唯一の贅沢品であり、運転中の楽しさ・信頼性・満足度などと共に、何物にも代え難い喜びがありますし、全世界的に推し進められている温暖化対策・脱炭素政策・電気自動車推しの闇・からくり・如何わしさ等に対しては乗ずる事なく、これからもガソリン車に乗り続け、外食などの私には必要ない出費を抑えた生活が無理にではなく自然に楽しく出来ており、基本的には全てに於いて節約を心掛けた質素な生活を継続するつもりです。

 スマートフォンやナビゲーションシステム等の文明の利器の利便性・必要性などは充分に理解してますが、頼り過ぎたり溺れたりする事なく、これからも、得るものあれば失うものありを肝に命じ、世の誘導に乗じず、昔ながらと文明の利器のバランスを上手く採りつつ、毎日を楽しみます。

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