不幸を乗り越える思考術 その1 嫌な感情を感じ切る
みなさんこんにちは。こころのセルフケアラボ、サリューナです。
今日は、辛い状況にいる時、その辛さを乗り越えるための思考術をお伝えします。
この思考が身につくとどんな状況でも自分がブレずにいられるし、
不安に打ち負かされることが減っていきますよ。
それはどんな問題にも応用できます。
会社や家族の人間関係、仕事での失敗、失恋、喧嘩、小さなしくじり、病気など。
ぜひ日々の生活に取り入れてみて下さい。
辛い状況に直面したらその時感じている感情をなしにして気持ちを打ち消そうとするのではなく、怖いね、辛いね、悲しいねと自分に言ってあげます。
小さい子供がころんで泣いている時に親がしてあげてるようなイメージです。
そりゃ嫌だよね、不安だよねと、とにかく共感してしばらくその感覚に寄り添い感じ切ります。
感情に流されるのではなくて、どう嫌なのか、何が悲しいのか、悲しいとどうなるのか、その状態をメタ認知で観察してみます。
そうすると、冷静に俯瞰できて、その場が怖いと思う気持ちが小さくなっていくのがわかり、恐怖は消えていきます。
その辛いという感情を消すのではなくしっかり味わうんです。
それを二分間続けます。
なぜ二分かというと、大抵感情のピークは二分くらい経つと過ぎていくからです。
なので、それをそこでしっかり感じ切ってあげると、その後に残らないし、ぶり返して思い出したりすることも減ります。
これは私の解釈ですが、なぜトラウマができるのかは、その時に感じて解放されるべき感情が、なんらかの理由(今感じるのを避けたいほどきついと脳が判断した)で感じられないまま自分の中にとどまっているからじゃないかと思います。
だからそれが解放されずに自分の中で何度も繰り返し出てきます。
例えるなら、成仏しきれていない地縛霊みたいな感じです。
その感情を無かったことにして無視すると、地縛霊のようになにかにつけて顔を出してきます。
だから、それが起こらないように今、成仏させてあげるために感じ切るんです。
たった二分、寄り添って感じ切ること。
これは本当に不思議なんですが、これをするとスッキリして、あんなに傷ついていたはずなのに、大したことなかったなあという気分になってきます。
そして、それにとらわれなくなります。
ぜひ試してみてほしいメソッドです。
次回はメソッド2です。
また明日お会いしましょう。
サリューナ