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レディー・ドラゴン セックスレスの妻たちへ

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更年期を迎えた主婦の璃宇、結婚二十五年目で夫とは長らくセックスレスだ。このまま人生を終えていいのか?五十歳の彼女の人生へのトライが始まる。
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#小説

レディー・ドラゴン セックスレスな妻たちへ

その声で、今すぐ私を抱いて~レディー・ドラゴン⑳~ 「あっ」 と小さく声を出した璃宇は、…

レディー・ドラゴン セックスレスな妻たちへ

心と体から、女の時間が流れ出ている・・・~レディー・ドラゴン⑲~ 同窓会の会場は、ラグジ…

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愛は金で量られる?!~レディー・ドラゴン⑱~ 同窓会は十二月の三週目の土曜日。この日はた…

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アラフィフ・ヴァンパイア~レディー・ドラゴン⑰~ 薫子の提案に璃宇の目はこぼれんばかりに…

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目指せ、卒婚!~レディー・ドラゴン⑯~ 翌朝夫は昨日のことなど何もなかったように、寝起き…

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セカンドバージンの女・・・~レディー・ドラゴン⑮~ 彼の言葉に、今度も璃宇は 「えっ~~…

レディー・ドラゴン セックスレスな妻たちへ

桃色の翼~レディー・ドラゴン⑫~ フラワーアレンジメント教室のレッスンが終わった夕方、璃宇は疲れと空腹に耐えかね、買い置きしていた菓子パンに手を伸ばそうとした。 けれどだめだ、と自分にブレーキをかけ、伸ばした手をすばやく引っ込めた。 食べ物から意識をそらすため、小走りでベッドルームに走る。そしてクローゼットを開き、一枚のワンピースを取り出した。 バストからウエストまでなだやかなカーブを描き、くっきり体のラインが出る膝丈の黒のワンピース。 胸元は深いVネックに開き、ラインスト

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それは、女として怠慢な証拠~レディー・ドラゴン⑪~ 皮がパリッと焼かれ香ばしい香りがただ…

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他の男に抱かれてこい~レディー・ドラゴン➉~ 「ど・・・どういうこと?なに?お金で買った…

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自慢?それとも見せびらかし?~レディー・ドラゴン⑨~ 五メートル先の薫子の横には、背が高…

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夫というイキモノを手放す決意~レディー・ドラゴン⑧~ だけど、どうしたら夫以外の男とセッ…

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夫以外の他の男と、セックスしてやる!~レディー・ドラゴン⑦~ 夫以外の男とセックスしたい…

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愛とセックスは比例する?~レディー・ドラゴン~⑥ 夫のパジャマのズボンの上にそっと手を置…

レディー・ドラゴン セックスレスな妻たちへ

セックスを封印して逃げた~レディー・ドラゴン⑤~ それは璃宇の本音だった。 「セックスしてもオーガズムを感じない女なんて、自分以外の女もたくさんいるはずだ」 「五十歳を目の前にし、そんなことにこだわらなくていい」 上っ面の声で自分をごまかすため、ガムテープでぐるぐる巻きにし、子宮の奥深くにしまい込んだ璃宇の心の叫びだった。 子宮の声は、自分の中で抑え続けた璃宇の悲鳴だった。 璃宇は自分が口にした言葉で、ハッ!と我に返る。 目の前の鏡に映っていたのは、涙を流している自分の