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【Kindleで読む!黒船来航】『ペリー提督日本遠征記』が面白い!


ただいまこちらを読んでます。



幕末期の「黒船来航」として知られる東インド艦隊の日本遠征。神秘の国・日本の開国という使命を受けたペリーは、喜望峰を巡り、中国各地や琉球を経て久里浜に上陸。列強の圧力をかいくぐり条約締結へと至らせたペリーの外交手腕とはいかなるものだったのか。

本の概要より


コテンラジオで高杉晋作を聞いて幕末が熱いなと。


その流れでこちらの本を発見。
ちなみに僕は学生時代、歴史苦手でした。。


たまに角川の書籍ってセールやるんですよね。

『ペリー提督日本遠征記』、Kindleで500円くらいに値下がりしていて購入。


パラパラとページをめくっていたんですが、こちら合本版1100ページ超。半端じゃない。

冒頭は眠くなるばかりで高速ページめくり。


ペリー一行が中国から琉球に来た頃から俄然面白くなってきました。

ペリー提督率いるアメリカ合衆国代表が琉球に上陸。


そのペリー側からみた琉球という島。

その展開が冒険譚として非常に面白い。


ペリーや部下たちの手記をもとに書かれているんだけど、その描写の詳細なことよ。

合衆国代表として、そして近代兵器を携えての上陸だけど、上陸&島内の探索の描写は緊迫感がある。
未知の土地、高揚感もあり恐怖感もあったでしょう。
それは琉球の役人や島民も同じ。下手なことをしたらアメリカに襲われかねない。


中国を経由してやってきたペリー一行。
当時の琉球の人たちの暮らしが質素ながらも整然としていて清潔だったと書かれてますね。

一方で、島民と関わるうちに、表向きは武器等持ってない、純朴で友好的な態度を示しているのに対し、

陰では常に隠密が目を光らせていて、島民たちも二枚舌をつかう様子が描かれていて、琉球民油断ならないぞと笑

その理由が島民のせいではなく、お上である江戸幕府の性質であろうと推測しているところとか、面白い。ペリー一行の観察眼もすごい。


自然豊かな島内を探検するシーンなど、ペリー一行とお目付け役の琉球役人たちの交渉がめちゃくちゃ面白い。

琉球側の役人も無理難題をふっかけてくるペリー一行に業を煮やし、通訳抜きで片言の英語で怒鳴って、ペリー一行を驚かすシーンもあり、当時から琉球側の役人クラスの人の中には書物等でいろいろ情報を得ていたし、英語を勉強している人もいたことがわかる。


1850年代、まだ黒船が久里浜に上陸する前の琉球を、ペリー一行の視点から冒険し島民と接し交渉していく。

たったまだ170年ちょっと前だけど、今とは全然違う沖縄の様子がおもしろい。これから江戸への様子も楽しみ。


琉球編がちょうど全編の4割ほどのところ。まだまだ先は長い。
なかなか読み応えがありますよ。





こちら、賛否両論あるみたいだけど僕個人的にはすごい好きな作品。
まず大自然すぎる雪の世界が圧巻です。
雪があらゆる音を吸収するかのごとく、最小限のBGMしかないのがいい。ちなみに音楽は故・坂本龍一氏。

偶然なんだけどこちらの映画の時代が1823年、アメリカ北西部の話。ペリー提督の世界が1850年代。意外と時代が近くて、火縄銃しか見たことの無い琉球民が驚いたというより近代的な銃はこんな感じなんだなとか、アメリカと琉球、距離は離れているけれども共通点もみられて面白い。


上のレヴェナントはいまアマプラ対象外。
僕は中古Blu-rayを購入しました。

こちらイントゥ・ザ・ワイルドもサブスク解禁しない名作のひとつ。
とうとうDVDもBlu-rayもとんでも価格になってきました。
とにかくアメリカ、アラスカの大自然を満喫できる作品。

「なぜ人は旅に出るのか」。主人公と共に旅しながらその答えを探す2時間28分。
サブスク解禁しないかな。


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