発達障害の創造性を開花するために大切なこと
こんにちは。
ADHDと共に生きるカウンセラーのRyo-Kanです。
私は外資系企業に勤める傍らカウンセラーをしています。
私はこのままでは生きていくのが、仕事を続けていくのが普通に生活していくのが厳しいと判断したからこそ自身が発達障害かどうか確かめるために診察を受け、そして正式にADHDと診断され今に至っています。
ですのでよく言われる発達障害を抱える方の特徴として
それはADHDにしてもASDにしても独創性や天才性があるということを安易に鵜呑みにすることはできません。
それが世の成功者、経営者のリチャード・ブランソンや俳優のウィル・スミス、アーティストのアダム・レヴィーン(マルーン5)などを例に挙げられても
その方々は他の秀でた才能も含めて、全人格的なものと絶え間ない努力によって成功を掴んだ可能性が高く
そういう方がいるから、だから発達障害当事者は前を向こうなんて発想に飛躍することはできません。
なぜなら私たちは普通に生きていくのが厳しいからこそ、こうした症状と向き合ってきたのが共通のスタート地点だからです。
ただ、その先の自身の活かし方や自身の特性をいい方向へ拡大していく可能性としては
もしかしたらそのように言われる独創性への期待に胸膨らませるところも正直あります。
私は昔から、なぜか作文と面接は得意でした。
一度、30代になってからの中途転職において、書類審査/テーマ作文/3回の面接で1名の枠でその2つの要素が実力以上に発揮され入社を決めたことがあります。
入社する時に人事部長の方に約170人の応募があったと言われました。
自身が170倍の難関を突破するほど特定の分野に秀でているとは思っていませんが
そういう経験をふまえると文章力、表現力は自身の中で得意分野と捉えてもいいのではないかと思うようになりました。
ただ、その会社からの期待の頂点から始まるその後の会社生活が非常に辛いことになるのですが、、、
それは本記事の主題ではありませんので今回は述べません。
だからこそ個人事業主で自身の得意分野を極めて道を拓くことをお勧めする方が多いのも頷けます。
ADHDの専門書籍でよく言われるのは、ADHDの場合、独創性と多動性という傾向です。
時に大胆で、好奇心に一直線で、過剰集中をする。
一方でアイデアをポンポンと産み出したり、想像力を限界まで押し広げる。
またマインド・ワンダリングという想像力の浮遊が得意と言われています。
そして多動性を活かしそれを一気に行動に移す。
計画性は無いものの、自身の興味ある特定分野に発揮されると絶大な成果を残すことがあります。
私はASDの傾向もあるかと自身では思っていますが正式にはASDの診断はおりていません。
ですので、ASD特性の方については自身の体験からは類推することはできませんが
こだわりが非常に強い、過剰な集中力と特定の分野への探求心(と独創性)というところを特性として、天才性を発揮される方がいると言われています。
今回は私自身が発達障害当事者として自身の独創性、天才性をどう引き出せるのか
一つの映画を紹介すると共に、私の確信に至った開花する秘訣について記事を書かせて頂きます。
まず、その映画とは「天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント」というドキュメンタリー映画です。
この映画は”Why are you Creative?” なぜ、あなたはクリエイティブなのか? という問いかけを
世界中で数十年かけて、107人に著名な人物に投げかけてまとめたインタビュー映画です。
この映画にストーリーはありません。
彼らの放つ言葉には何も脈絡も有りません。
クエンティン・タランティーノを始めとする名だたる映画監督からアンジェリーナ・ジョリーといった女優やアーティスト
日本では北野武さんや山本耀司さんなど
そして、ゴルバチョフ元書記長からネルソン・マンデラ氏やホーキング博士、ダライ・ラマ法王まで著名人であれば垣根はありません。
この作品は劇場でも公開され5月2日よりDVDがレンタル開始されていますが、おそらく映画館で107人のインタビューを観ると
百人百様の発想を放射されて映画館を出る時には疲れてしまうかたも多いようです。
様々なアーティストやクリエイター、政治家などにとって
あなたはなぜクリエイティブなのか?
というかけには非常に多岐にわたる回答があり
時して真反対なことが次々と連続する中で、系統立ててテーマを捉えたい方は混乱する方もいるかと思います。
ただ、ADHD、ASDといった発達障害当事者の方を含め、自身のクリエイティビティの開花にご興味がある方々にはこれほどインスピレーションに満ちた映画はなかなか無いと思います。
私は自宅にてじっくりこの映画を観たので
この方が言われる感覚は非常に自身に近いな
この発想は自身に活かせるのではないか?
そんな風に自身にインスピレーションを与えるフレーズのみ心に刻みました。
本当にありとあらゆる言葉があったのですが
最初に一番私が心を揺さぶられたインタビューを一つ上げます。
その後にバラバラの107人の答えの中に共通する創造性の産み出す源、エッセンスを見出しましたのいかにしてその創造性を開花させていくのか大切だと思われる指針をお伝えたしたいと思います。
まず、私が一番心を揺さぶられた方のインタビューはこちらです。
女優のジャンヌ・モローの2000年のインタビューです。
クリエイティビティ(創造性)は世界の問題を解決すると思いますか? と聴かれて、彼女はこう語り始めました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界の問題は創造性では解決しないわ
でも創造的でいられる環境を維持することは大切よ
自由な発想ができれば、人は健全でいられる
強大な権力を持つ独裁者が現れたら
私たちは自由な意見などひとことも言えなくなる
沈黙するしかない
災害などの大惨事が起こった時も同じよ
創造性は人が持つ密やかで説明のつかない資質よ
それが発揮されるのは、芸術だけではない
偉大な発見や旅の道中、毎日の生活にも生かされている
失業した人は創造的になろうと頑張るわ
ホームレスになってしまった人や国を追われた難民も同じ
創造性を駆使して心の安定を図る
創造性は世界にとっての希望よ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このジャンヌ・モローが20年前に語った言葉は
コロナ発生後に耳にしたどんな言葉よりも、心揺さぶられ、勇気づけられるものでした。
そして、今回たった一人の言葉の例に挙げましたが
皆さまがこの映画を観た時に心に残る言葉は人それぞれだと思いますので
興味がある方は是非、映画もご覧になることをお薦めします。
ではここからが今回の記事の一番のテーマである
「いかにして発達障害の天才性を開花させるか」
について私が確信を抱いた点について話していきたいと思います。
どうしたら自身の創造性、独創性、天才性を引き出すことができるのか。
この映画において多種多様な言葉を繰り出す107人の「なぜ、あなたはクリエイティブなのか?」の答えの中に共通なものを見出しました。
それは、全ての方から発せされる言葉や表情によって明らかにその創造性の根源となっているもの。
それは私にとって、これからADHDという特性を抱きながら生きていく上での心の指針となるものでした。
だからこそ、この記事はただ夢見的な理想論を伝えるのではなく
皆様にとっても生きる希望に繋がればいう強い想いで今、書いています。
単に、映画から導かれる創造性の共通項では終えません。
いかに私たちの人生において、日常において
これから話していく一つの指針を大切にすることで人生を前に進めていく力になる
そんな記事となったと思っております。
あなたの自己肯定感が根本から上がり、日々のモティベーションが高まっていきます。
あなたにとってその先の一歩に繋がるように心から願っています✨
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