2023年6月の記事一覧
【幻の扇風機と大阪で再会】 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン 大阪中之島美術館
展示範囲はそこまで大きく広くはないのだが、非常に見ごたえのある展示内容に終始ワクワクしっぱなしだった。
今回の展示趣旨はこちら。☟
アート、デザインどっち?の投票システムが展示室内、作品の前にあり、最初は物珍しくてその機械をいじっていた。
が、途中から見ることに集中したくて投票機械を無視するように見ていた。
見ること以外をさせるのって美術館ではなかなか難しい気もする。
私個人としては、ぶっちゃ
【洗濯バサミを追い京都へ】Re: スタートライン 1963-1970/2023 現代美術の動向展シリーズにみる美術館とアーティストの共感関係 開館60周年記念 京都国立近代美術館
昨年2022年に開館70周年だった東京国立近代美術館に続き、今年2023年は京都国立近代美術館が開館60周年ということだ。
近代の画家や京都画壇の作品収集をしながらも早い段階で「『今』の美術」を開示してきた京都国立近代美術館。
伝統的な歴史ある地域だからこそ「現代美術の動向」というテーマで1963年〜70年まで展示してきた意義は深いのだろう。
同じ頃、東京都美術館では読売アンデパンダン展の熱気
【芸術!と言ったもん勝ち?】芸術とは何かを考えさせる、ふたつの問題作─赤瀬川原平《模型千円札》とマルセル・デュシャン《泉》2023年度 第1回コレクション展 京都国立近代美術館
5月末の京都、東山にある京都国立近代美術館。
「Re: スタートライン 1963-1970/2023」展を見終わって、さてコレクション展とそそくさと階段を降りる。
今回はコレクション展に赤瀬川氏の作品が出ている、というのを予め聞いていたので、京都行きの目的はこの展示だったのだ。
(寄り道した大阪で20年ぶりに大本命作品に再会してしまう、という嬉しい事件も起きたが)
模型千円札なら都内の各所で見
【その後、コレクション展のゆくへは】所蔵作品展 MOMATコレクション (2023.5.23–9.10)東京国立近代美術館
2023年6月16日 快晴。
始まりました、東京国立近代美術館の新規コレクション展。
「重要文化財の秘密展」以降のコレクション展だ。
一階ではガウディが始まったが、これは夏休みの子供との避暑先にしようと目論んでいるので、まずはコレクション展。
コレクション展を先に見ておけば、企画展後うっかり見に行ってしまって大疲労、なんて失敗をしないはず。(同じ失敗を何度もしてきたのだ!)
別日にじっくりコレク
【海辺のゲルハルト・リヒター】 見えないもの、見たいこころ 野崎道雄コレクション受贈記念 神奈川県立近代美術館 葉山
2023年6月19日。曇。
神奈川県立近代美術館葉山でも、寄贈による新所蔵品展のお披露目が行われている。
「でも」というのは、2023年GWに静岡県立近代美術館で開催された新所蔵品展も寄贈品中心のお披露目だったからだ。
静岡県美と交流を続けた現代美術コレクターの逝去により、生前のコレクションが美術館へ寄贈された。内容は現代美術作品中心。
昨年度購入予算0円&現代美術作品手薄だった、という公立の美術