笑うバロック(687) チェロ・アッリングレーゼ
ポーランドの古楽祭で、バウくんがガスパロ・サロ風の楽器で、ビバルディを弾き、それが気になってしまい。
「チェロ・アッリングレーゼ」を再検索。
「アングレーズ」は緩めで、「パティシエール」は硬め、要はカスタードでした、くらいの話題。
フィリップ・フロンがビバルディのチェロ・ソナタ集に使用した楽器。
フロン氏の研究の結論として再現された楽器は、5本のガット弦と7本の金属製の共鳴弦を張った楽器、5本のガット弦と12本の金属製の共鳴弦を張った楽器の2種。協奏曲に指定がありながら、様々な説が存在する「チェロ・アッリングレーゼ」の可能性のひとつらしい。
動画も公開されていました。比較的見かける範囲で検討すると、ビオラ・ダモーレをチェロ化したものの様子。
ヨハネ受難曲のビオラ・ダモーレか?弱音器付きバイオリンか?みたいなお話。
このフロン氏は楽器図鑑がお好きなのでしょう。いや彫刻工芸品愛好家かも。
チェロ・ダモーレでアーベルを弾いたり。