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本の感想、書評、紹介

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良いと思った考え方、考え方が変わった文章、これはと思った知識とかまとめていこうかなぁ。 「難しい本はいやだけど、れーんの感想なら読める」というスタンスを目指す。
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2020年2月の記事一覧

本の感想35『午後の曳航』三島由紀夫

友人から勧められて、三島由紀夫を読む気になった。とりあえず本屋にあった一冊を適当に購入し…

れーん
4年前
17

本の感想34『悟浄出立』万城目学

本の概要とか西遊記の沙悟浄は、言ってしまえばモブだ。彼が特別活躍する時もあるにはあるだろ…

れーん
4年前
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僕の小説の選び方

「本をよく読んでる」と言うと、大抵の人は「何がおすすめ?どうやって選ぶ?」と聞いてくる。…

れーん
4年前
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本の感想33②『服従の心理』スタンレー・ミルグラム

「服従」というものは、心理的にも構造的にも様々なジレンマに陥っていることが多い。あるいは…

れーん
4年前
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本の感想33『服従の心理』スタンレー・ミルグラム

とある実験「服従」と聞くと、王様に命令されるとか貴族に奴隷が従うとか、そんなことを想像し…

れーん
4年前
11

本の感想32『グッド・バイ』太宰治

「グッド・バイ」は、太宰治の最後の作品で、彼が書き途中に入水自殺をしてしまったため未完で…

れーん
4年前
16

本の感想31『スプートニクの恋人』村上春樹

本の感想12『国境の南、太陽の西』で、村上春樹の作品に出てくる女性には霊的な何かがある、という風に過去に述べた。他の作品を読んでいくと、その真相に少しづつ近づけていく。 『スプートニクの恋人』で、今回はっきりと「あちら側、こちら側」という言葉が出てきた。 「鏡」という短編がある。彼は人間の世界を二面的に捉えているのかもしれない。あるいは彼の作品たちはそういう世界観なのかもしれない。 「ノルウェイの森」の直子も、「国境の南、太陽の西」の島本さんも、「海辺のカフカ」の佐伯さ

本の感想30『ヴィヨンの妻』太宰治

太宰治の物語にでてくる主人公は、常に死について考えていたり、女関係がはちゃめちゃだったり…

れーん
4年前
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本の感想29『人間失格』太宰治

この本は俺の中で一二を争う大好きな本。とても一回では紹介しきれないから今後も何回か書くと…

れーん
4年前
25

本の感想28『四畳半神話大系』森見登美彦

運命というものは存在するのだろうか?未来の話だから、100%の運命なんてものは存在しない気が…

れーん
4年前
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本の感想27『ことばと文化』鈴木孝夫

前に書いた『解剖学教室へようこそ』で、人はモノに言葉をつけることで世界を切り分けて考えて…

れーん
4年前
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