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石神マリエ@ご自愛エッセイ
2024年11月7日 20:57
人は誰だって「仮面」をつけて生きている。デキル自分、デキナイ自分、大胆な自分、臆病な自分、得意な自分、苦手な自分ずるい自分、素直な自分。そのどれもを知っているようでよく知らない。だからこそ「自分らしさってなんだ?」と、何度も苦悶していくんだ。やっぱりSNSをみれば隣の芝がめちゃくちゃ青いから少し歩けば他人の「仮面」は羨ましくて自由に生きるひとを疎ましく思ったり
2024年6月25日 21:40
「この世の全ては、大したことないのよ。」と、83歳の祖母が言った。祖母は私と同じ、魚座のAB型。一言で言えば最強に献身的な、自由人である。今は普通のおばぁちゃんとしてひっそり暮らす彼女だが、過去には倒産しトンズラした旦那の代わりに借金2000万を返済してきた。かなりパンチの効いた女である。そんな祖母と話しているといつも「私のルーツはここから来てるんじゃないかなぁ」と思う。そんな祖母とした今日
2024年10月5日 22:06
10月5日(土)今朝は静かな雨音で目が覚めた。カーテンの隙間はまだ薄暗く、時計を見るとAM5:15だった。「うわ、めっちゃ早いやん。二度寝しよ。」というわけで速攻毛布にくるまったのが私だ。ところが旦那さんが出勤する車のエンジン音が聞こえてきて「うわうわ。旦那の出勤めっちゃ早ぇ。」とか考えていたら私の脳内まで仕事モードにキリッとしちゃって。もう一度眠りに入ろうと必死になってみたものの時すでに遅
2024年7月30日 21:23
世の中に「完璧な人間」はいない。妻も、夫も、正解を持っているしこどもも、大人も、正解を持っている。上司も、部下も、正解を持っているし若者も、老人も正解を持っている。男と女も、白人も黒人も正解を持っている。それぞれの正解なんだ。それは間違い無く、これまで生きてきた「ルーツ」(育ち)そのものであり、自分が信じてきた人生なんだ。だからこそ人は簡単には変わろうとしないし、他人なんて早々変えら
2024年8月6日 23:15
「価値観が広がった話」を書いてみます。私がつい先日出会った「プロフェッショナルな人達」についてです。ひとまず話を始めます。一人目のプロフェッショナルは、山のふもとにある「ゴミ処理センターで働く、ギャルのお姉さん」でした。彼女は全身作業服、頭には黄色いヘルメット、口元には大きなマスクをつけ、濃いメイクに長い髪。色落ちした金髪を一つにまとめ、小麦色の肌には懐かしきギャル感を纏っていて。普段だったら
2024年9月10日 21:52
9月10日(火)息子のレイ(6歳)が、コンコンと咳混む音で起きた。だが彼は風邪ではない。紛れもなく「保育園に行きたくない病」なのだ。彼が「保育園に行きたくない」と、そう言い出したあの日からコンコンと鳴る咳が始まり今日まで続いている。運動嫌いの彼は、この時期になると決まって暗くなる。運動会に向けて先生や子供達が張り切る度、暗くなる。跳び箱が飛べない時間、自分にはできないことがあると知るのだろう。
2024年7月9日 21:25
この時代には、自分の価値を信じられない人が多くいる。というか大半そうして疑わないと生きていけないくらい、世の中に愛がないのだと思う。見ての通りみんな殺伐として誰かを貶めようとして、肩書きを気にしたり、年収を気にしたり、いいねの数を気にしたりフォロワーを気にしたり、見た目や振る舞いを気にしたり周りからの目に囚われ、常に誰かの上に立とうとしている。この時代には当たり前と言われればそれまでなんだけど、本
2024年7月17日 00:03
いつも「自信がない」と言い、いつか「自信がつく」と思っていた。そしてここらで大暴露をすると、過去の私は「自信のある人」のことを心のどこかで常に馬鹿にしていた。態度のデカいやつは「失敗して恥をかけばいい」と思っていたし、自分はできたらああいう恥ずかしい人にはなりたくないと言っていた。人に気を使い、人から「良い子」だと喜ばれ、慎ましく生きることこそ正解だと信じていたのだ。だが今になって私はそ
2024年1月9日 20:54
私には5歳の息子がいる。名前はレイ。私はレイとあったかい布団に潜り、互いの手を握りながら。ひっそりと小声で楽しむお喋りの時間がある。それは寝室、電気を消してから眠りにつくまで数分間。1日の終わりのことだ。部屋は暗く、わずかに見えるのは豆電球に反射して光るレイの瞳の潤い。私とレイの声以外には静かで何も聞こえない田舎の夜。そして握りあう手と反対の手で触れるのは、さらさらとして温度のある、もっち
2023年1月30日 20:42
1/30歯が痛くて、痛くて。旦那から紹介された、昔ながらの歯医者に行ってきた。なにやら凄腕の先生で、問診してレントゲン撮って治療まで3分くらい.めちゃくちゃスムーズだし、見事に歯が痛むことはなく治療が進んだ。職人に拍手という感じ。まぁ、口が裂けるかと思うくらい引っ張る引っ張る。ちょっと裂けてもおかしくないくらいだったが、治療のためなら容赦ないところが好き。世間話がひとつもなくて好き。 っていう