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さようならという言葉に
あなたにはもうすでにバレているかもしれない。私があなたに話しかけている時は、うまくいってない時だ。人は鬱屈している時の方が創造力が高まるという。売れっ子の小説家はどうか知らないが、私が書くということはそういうことだ。
人生に飽き飽きし、斜に構えたままで、数十年。気づけば仕事のできない人間になっていた。根は真面目なのか知らないがそんな自分で開き直ることもできず、また、変わろうとする気力を持つことも
叙述トリック的ななにか。
#短編 。
思いつきで書き始めた為にオチがわかりづらいとは思う。気軽に読んでみてください。
それにしても文才というのはどのように養うのか。
「なんで、原稿を渡すたびに赤字が増えるのよ。どうせなら一気に訂正してくれないかな。」
平日の真っ昼間からボサボサの頭をかきながら、PCに向かい文句を垂れている女性は佐々木千陽だ。彼女は3ヶ月前に投稿した小説で見事に啓栄社のグランプリに輝き、はれて小説家になった