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【今さら聞けない】一汁三菜のいろは

「ねえねえ一汁三菜ってなーにー?」
小学生に聞かれたらみなさんは説明できますか??

和食と言えば、一汁三菜ですが、正しく理解できている人は少ないようです。

今回はそんな「一汁三菜」について、この記事を通して学び直しましょう!


「一汁三菜って何??」と聞かれたら

まず、一汁三菜とは、
主食
汁物
主菜
副菜2品
構成された日本料理のこと
です。

主食
→ご飯、パン、麺類など炭水化物を多く含むもの

汁物
→お味噌汁やお吸い物などの汁もの

主菜
→肉、魚、大豆製品を主原料としたメイン料理

副菜
→野菜、いも類、きのこ類、海藻などを主原料とした料理
※コロッケは2/3以上がいもなので、副菜に含まれます

つまり、一汁三菜の食事では、
主食となるご飯を一膳
味噌汁などの汁ものを一品
メインになる主菜を一品
おひたしや、野菜の煮物など副菜を二品
揃えることが基本です。

一汁三菜のメリット

「でも、一汁三菜の食事を揃えるのは大変だし……。」
「丼ものやパスタの方が洗い物も少ないから楽じゃん……。」
そんなあなたに、一汁三菜のメリットをご紹介します

メリットその① PFCバランスが取りやすい

日本人の食事摂取基準では、

炭水化物、タンパク質、脂質のバランスがそれぞれ

炭水化物50~65% タンパク質13~20% 脂質20~30%

になるのが理想だと言われています。

一汁三菜の食事では、
主食から、適度な炭水化物、
主菜から、タンパク質、と脂質、
副菜からビタミンやミネラルを豊富に含む野菜を摂取でき、
自然をPFCバランスが整いやすくなります。

また、一汁三菜では、汁物がつくことから、
身体を温めることができ、
代謝アップ効果もあります。

主食をご飯(米)にすることによって、
パンや麺類と比べて咀嚼が増えるため、満足感が上がる他、
腹持ちが良く、消化にも優れているのも一汁三菜の食事の特徴です◎

メリット 野菜摂取量が増える

一汁三菜に欠かせないものと言ったらやはり野菜です。

その季節に合った旬の野菜をふんだんに使った副菜が和食の特徴です◎

→2品副菜を付けることによって、十分な野菜を摂取することができます。

野菜はビタミン、ミネラルを豊富に含むため、
・身体の調子を整えるのをサポートし、
・血糖値急上昇を抑制したり、
・食事の満足感を上げてくれます。

また、野菜は献立に彩りを添えてくれるので、
一汁三菜の食事は、欧米食や単食(丼ものや麺類)と比較して、
色鮮やかなのも特徴です◎

メリットその③ 食料自給率UP 地産地消につながる

和食の基本一汁三菜では、メリットその➁でもご紹介したように、
旬の食材を使います。

日本は南北に長い地形と、豊かな土地、移り行く四季の影響で、
一年を通して様々な食料が手に入ります。

また、行事食などの季節に合わせた料理もあり、国産食材の消費を促します。

現在、日本は食料自給率は38%と、
先進国の中でもかなり低い割合になっています。

一汁三菜の食事で、季節に合った旬の国産食品を食べることで、
国内の食料自給率UP、地産地消を進めることができます◎

今すぐ始めたい 一汁三菜の食事

いかがでしょうか?
一汁三菜の食事について、学び直すことができましたか?

普段一汁三菜の食事を実践されている方も、そうでない方も、
この記事を機に、日本の「一汁三菜」という、食事スタイルに
興味を持っていただけたら、嬉しいです。

一汁三菜の食事を習慣化するにあたって、
「副菜2品も用意する時間がない」
という壁が立ちはだかることと思います。

そのようなときは、無理せずに
中食(お惣菜)を活用したり、週末作り置きをして、
手抜き手間抜きしてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
日本の食文化「一汁三菜」について、知っていただけたら幸いです。



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