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橘曙覧メモ
「独楽吟」抄(『志濃夫廼舎歌集』橘曙覧、井手今滋編、一八七八) 【引用】Wikisource「独楽吟」より十五首選 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%8B%AC%E6%A5%BD%E5%90%…
詩を中心に、中野重治について
中野重治年譜(一九〇二~一九七九)一九一九 旧制第四高等学校文化乙類に入学
一九一九~二一 校友会雑誌『北辰会雑誌』
短歌、「塵労鈔」(四編)
一九二三 関東大震災のために疎開していた室生犀星を訪ね、以後関わりを持つ
一九二四 東京帝国大学文学部独文科に入学
一九二五 文芸雑誌『裸像』…大間知らと創刊
「浦島太郎」~「浪」(二〇編)
※「大道の人々」は一九二三年に新聞に投稿か
一九
19歳の小文、さいご。
何だか急に感傷的な言葉を書けなくなってしまった。比喩を凝らしてみたがどうにも据わりが悪くて消した。
次の文章を書くことさえおぼつかない。書き残さなければならないことなどない。では、今なぜ言葉を打ち込んでいるのだろうか。
成長の証として重ねられる年はこれが最後で、これからは一年一年喪失を感じなけらばならないのだとしたら、盛大に祝福すべきこの瞬間に不安を覚えていることが面白く、そのズレを愛撫
橘曙覧メモ
「独楽吟」抄(『志濃夫廼舎歌集』橘曙覧、井手今滋編、一八七八)
【引用】Wikisource「独楽吟」より十五首選
https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%8B%AC%E6%A5%BD%E5%90%9F (閲覧2022-12-19)
橘曙覧(一八一二~六八年(文化九~慶応四年))
橘曙覧略歴橘曙覧は一九一二年、現在の福井県に生まれる。二歳のときに実母が没し、母の生