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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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#致知

創業から675年!塩瀬総本家の商い

創業から675年!塩瀬総本家の商い

100年以上続く企業が一番多いのは
ここ日本だというのは有名な話です。

そのうちの一つ、創業から675年経つ
という、日本の饅頭の元祖的存在、
「塩瀬総本家」の第34代当主である
川島英子さんは、今年で百歳の長寿!

その川島さんのインタビュー記事が
『致知』12月号に掲載されています。

この記事で個人的に興味深くよませて
もらったところが二点ありましたので、
それぞれご紹介させてください。

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「機を見るに敏」を心がける

「機を見るに敏」を心がける

ベストセラー作家の川上徹也さんが
お書きになった『江戸式マーケ』と
いう本を紹介したことがあります。

江戸時代に活躍した実在の人物を、
マーケティングの視点から読み解く
という、非常にユニークな視点の
面白い本でした。

ドラッカーが、マーケターの元祖は
三井高利だと言っていたくらい、
江戸時代の商人はマーケティングに
長けていたのです。

その『江戸式マーケ』が、この度
文庫版になって本日発売

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老後の「あいうえお」

老後の「あいうえお」

もう10年以上前のことですが、
大学で所属していたサークルの
大先輩から面白いネタを教わった
ことがありました。

というものです。

耳で聞けば、当然ながら
「教育」と「教養」が大事
という意味に取れるわけですが、
さにあらず。

ということで、
老人になると他人や社会との関わりが
薄くなってしまいがちなところ、
毎日のように行くべき場所、
なすべき用事をつくることで
充実した生活を維持できる、

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料理の鉄人の心意気

料理の鉄人の心意気

一世を風靡した『料理の鉄人』には、
魅力的なシェフが沢山登場して
いらっしゃいましたよね。

その中でも、やはり初代「和の鉄人」
道場六三郎さんの強さ、凄さが
特に印象に残っています。

「銀座ろくさん亭」のオーナーで
いらっしゃる料理人・道場さんが、
愛読している月刊『致知』10月号で、
プロ野球のソフトバンクホークス会長
でいらっしゃる王貞治さんと対談を
されていました。

その記事の最初の方

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「苦労」している時が一番素晴らしい

「苦労」している時が一番素晴らしい

月刊『致知』9月号に、山形県にある
かみのやま温泉を代表する旅館である
「古窯」の創業者であり大女将、
佐藤幸子さんのインタビューが掲載
されています。

写真からは、とても95歳という年齢を
感じさせません。
インタビュー内容を読むと、なお一層
年齢とのギャップに驚くことになる
こと必至です。

波瀾万丈の彼女の人生譚が、
非常に興味深いのですが、その中で
印象に残ったエピソードの一つに、
鮭の

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「師資相承」の真髄

「師資相承」の真髄

先月読んだ『月刊致知』7月号は、
「師資相承」が特集テーマでした。

難しい言葉ですが、要は
師匠から弟子へと、「道」を
次代に伝えていくこと。

その特集の中に、イタリアンの名店と
して全国に名をとどろかせている
山形の「アル・ケッチャーノ」の
オーナーシェフ・奥田政行さんと
その実質的な師匠である「葆里湛」
シェフの後藤光雄さんとの対談記事があり、
興味深い内容でしたのでここで
紹介させてくだ

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大麻文化の復活を

大麻文化の復活を

先月発行された『致知』6月号の
連載記事で、

という菟田中子さんの論説が掲載
されています。

「大麻」と聞くと、
即座に「違法薬物」という連想が
働く人が多いでしょう。

確かに、第二次世界大戦後の
歴史を踏まえると、そのように
しか捉えることのできない人が
大多数だというのはやむを得ない
状況にあります。

しかし、戦後80年の歴史に比べ、
実は1万年以上もの長きにわたり、
日本人は大麻を生

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学内木鶏会の増加がもたらす希望

学内木鶏会の増加がもたらす希望

私の愛読雑誌である『致知』は、
「人間学の学ぶ月刊誌」
とのテーマを掲げています。

この『致知』をテキストにして、
勉強会を開いている人たちが
全国各地にいらっしゃって、
その会を「木鶏会」と呼称して
いるのは、ご存知の方も多いかも
しれません。

この木鶏会を、高校や大学の運動部で
実施する動きが、最近増えて来ている
印象があります。

単に、『致知』でそのような動きを
紹介する頻度が増えてい

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倦まず弛まず

倦まず弛まず

月初に届いた『致知』2024年5月号の
巻頭特集は、「倦まず弛まず」が
テーマとして設定されていました。

「倦む」というのは「飽きる」こと。
「弛む」というのは「心が緩む」こと。
なので、何か一つのことを始めたら
飽きずに根気よく、心を緩めることなく
努力を継続しましょう、ということを
説いた言葉です。

私自身は、この努力を継続することに
おいては、比較的得意なのだという
自覚がありますし、実

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人に流されず、あえて人と違う選択をする

人に流されず、あえて人と違う選択をする

昨年の秋、新しくなった国立競技場を
初めて訪れました。

2021年に行われた東京オリンピックの
舞台として新たに建築されてから
それほど日が経っていないこともあり、
その美しさ、威容に圧倒されたのを
覚えています。

特に、木材の使い方が非常に美しく、
いかにも日本らしい繊細さが表現されて
いることに誇らしさを感じました。

この建築を手掛けたのは、日本で最も
有名な建築家と言っても過言ではない

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さだまさしさんの「あいうえお理論」

さだまさしさんの「あいうえお理論」

「『関白宣言』の歌詞が、
イヤでイヤでたまらない。」
妻からそんな趣旨の話を聞かされた
ことがあり、それからというもの、
さだまさしさんのことは、
何となく敬遠する気持ちが
心の中に張り付いています。

なので、今月の頭に送られてきた
月刊『致知』の巻頭対談記事に
さだまさしさんの名前を見たときも、
特に心躍ることもなく、
興味を強く感じることもありません
でした。

ですが、いざ読んでみると、

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お天道様が見ている

お天道様が見ている

そろそろ『致知』の新しい号(4月号)が
我が家に届く時期。
先月届いた3月号をその前に読み切らねば
と思い、ようやく読み終えたところです。

1年半ほど前にここで書かせてもらった、
「スタミナ苑」を日本一の焼肉屋にした
立役者である、豊島雅信さんの新しい
インタビューがありました。

この記事を書いたきっかけは、
NHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』に
豊島さんとスタミナ苑が特集されたから。

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楠公の生き方に心を正す

楠公の生き方に心を正す

定期購読で毎月送られてくる
『致知』には、素晴らしい
先人たちの生き方がたくさん
掲載されており、いつも襟を
正されます。

毎月読むようになってから、
かれこれ5年は下らないのですが、
それよりもずっと長い間お世話に
なっている、非常に似通った趣旨の
メディアを紹介させてください。

それは、伊勢雅臣さん発行の
「国際派日本人養成講座」
という、下記にある通り
創刊25年、読者7万人を誇る
メル

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常識を「創造的」に破壊する

常識を「創造的」に破壊する

かれこれ二十数年マーケティングに
携わっている私のキャリア初期の頃、
立て続けに二人ほど、クレジットカード
会社でキャリアを築いた上司にお世話に
なったことがあります。

お一方はマスターカード、
もうお一方はアメックス、
いずれも外資系のカード会社ですね。
実績重視の厳しい環境下で鍛えられた
上司でしたが、私に対しては非常に
温かく接していただいたことを
今も覚えています。

そのどちらの上司に

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