楠公の生き方に心を正す
定期購読で毎月送られてくる
『致知』には、素晴らしい
先人たちの生き方がたくさん
掲載されており、いつも襟を
正されます。
毎月読むようになってから、
かれこれ5年は下らないのですが、
それよりもずっと長い間お世話に
なっている、非常に似通った趣旨の
メディアを紹介させてください。
それは、伊勢雅臣さん発行の
「国際派日本人養成講座」
という、下記にある通り
創刊25年、読者7万人を誇る
メルマガです。
つい最近、noteにも過去記事をアップ
され始めたようで、昨日には
『楠木正成公と「和の国」の根っこ』
という記事が出ていました。
この記事/YouTubeに限らず、
伊勢さんの記事には本当に勇気を
いただいてきました。
多くの偉大なる先人を取り上げては
その物語を手際よくまとめて示し、
日本人として大切なことを
何度も繰り返し説いていただき、
日本人としての誇りを呼び覚まして
いただいた大恩人だと言っても
過言ではありません。
メルマガを登録するのはちょっと・・
という方でも、noteをフォローして
みてはいかがでしょうか。
話を元に戻しましょう。
楠木正成公をご祭神としてお祀りする
湊川神社が神戸にありますが、
ここでは彼のことを、親しみを込めて
「楠公さん」と呼ぶ習わしが
あるようです。
その湊川神社で広報室長を務める
鈴木智子さんの随想記事が、
『致知』2024年2月号に掲載されて
いました。
そこでは、さすが広報の方らしく、
楠公さんの私利私欲なき至誠の生き方を、
非常に分かりやすくまとめて
くださっています。
我が国が、天照大御神を皇祖として神武天皇から続く皇室を中心に一つにまとまることが天の摂理、国の道徳であるという信念に従い、最後まで後醍醐天皇への忠誠心が揺らぐことがなかった。
大局的に日本のあるべき姿を知り(智)、道徳心、博愛精神に満ち(仁)、それを貫く精神力、実行力(勇)の持ち主、言い換えれば「至誠(まことの心)」に生きた稀有な人物だった。
一生懸命に尽くした後醍醐天皇自身の
人格に対する疑問符とか、
元々は悪党と呼ばれていた話とか、
諸説あるのは事実です。
しかしながら、
上記にある「智・仁・勇」を体現した
武将として、今の日本に欠けているように
思われる「人としてのあるべき姿」を
教えてくれているとは言えないでしょうか?
昨今の政治情勢を見るにつけ、
この先日本はどうなってしまうのか、
不安、心配が頭をもたげること
しきりです。
とはいえ、政治のレベルは国民のレベル。
自分自身が国民のレベルを少しでも
上げる努力をすること、
それが周りに少しでも良い影響を
及ぼすことを実践していかない限り、
何も変わりませんよね。
願わくは、1人でも多くの人に『致知』
あるいは伊勢さん編集のコンテンツに
触れていただくことで、
日本人としての誇りを取り戻す人が
増えて行って欲しい。
そんなことを考える次第です。