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高校時代

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高校時代に文芸部で書いてたものをまとめました。 ところどころ黒歴史あり、まとめて愛してね
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2019年1月の記事一覧

music

何を聴いても満たされなくて 音楽は僕らを空っぽにした 耳鳴りと興奮だけ残して 答えは一つ…

ピカ炉
6年前
6

2013/06/06 Thurs. [碧い夜の音楽鑑賞]

脳に電気を流しているようなノイズが、一際大きくなって消えた。 おとずれた静けさの中でふと…

ピカ炉
6年前
2

寝起き叙事詩 -脳の回転速度-

とある街の隅っこで 体を巻いてく旋風 覚めない夢は? 2秒前までの今日が 昨日に 愛を唱え…

ピカ炉
6年前
3

睡魔の色

どうやら神様は狂気を好むようだ エメラルドな海の底 いつかアンタレスは西へ沈むようだ 飛…

ピカ炉
6年前
1

零時

時計に目をやると ちょうど短い針が 1日の終わりを告げていました うとうとイヤホンをぶら…

ピカ炉
6年前
2

グッバイ

ねぇ、聞こえてる            聞こえてる   ねぇ 空は今日も灰色だった 窓から入る…

ピカ炉
6年前
1

Orion

星見上げて 右手差し伸べ 君のシャツの裾 掴んだ左手 闇にも隠しきれない 心の影に 息が詰まりそうで 幾つ欲しがれば気が済むのか 南のオリオンに 尋ねた答えを 君の笑顔を忘れてしまいそうなの 溢れる星空に消えてしまいそうなの ヒカリ繋いで新しい星座を 月の居ない 闇夜が涙で滲むのもそのままに 夜空に憧れた街が 紛い星たちを灯す 眺める横に 君探して 静かな夜に 押し込んだ記憶が 息を吐き出し どれから先に手放せばいいの 南のオリオンに 尋ねた答

ピカレスク

そう、長いはしごを上っていた    月に届くね、って    星の声が聴こえるね、って そう…

ピカ炉
6年前
3

ライン

誰かがいつの間にか決めてしまったんだ 線を引いたんだ 青い海に浮かんだ見えない赤い線と同…

ピカ炉
6年前

あめの唄

雨の音達が  耳をなでて   湿った風が    髪を濡らして 跳ねる雫が  瞼に乗って  …

ピカ炉
6年前

カゲロウ

夏がくるよ、夏がくるよ、 彼らは空を見あげる 風がくるよ、風がくるよ、 影達が過去へ走り…

ピカ炉
6年前

風光り

風光り 君の睫の蔭に問ふ さよなら涙は 必要や否や (2014,春)

ピカ炉
6年前
1

Fall luce

鉄筋コンクリートが背中に温度を伝えて 読みかけの小説の上に 透きとおった陽だまりができる…

ピカ炉
6年前
1

思春偽

いつかの日に立ち止まったあの場所 目眩に涙は何故。 懐かしさと嫌悪感 時の流れが重く体にまとわりつく 胃に詰め込んだ甘い砂糖菓子は 罪悪感、または飢餓感か、否 明日がひどく遠く思えるのは 美化された記憶が足枷となるから 強くあるために求めた 鋼の羽根では飛びたてない 焦燥感を前に脱力、立ち尽くす 青すぎる空に目隠し。 悩み続けるがいい、春思う季節 凍る土の中は切なく苦く苦い。 そんな気になって、 枯れ果てたという涙の理由を 足下に踏み躙るのだろ