寝起き叙事詩 -脳の回転速度-

とある街の隅っこで

体を巻いてく旋風

覚めない夢は?

2秒前までの今日が 昨日に


愛を唱える君の口から蒼い息が漏れる

僕は確かめたいだけ

つい今しがたまで俯いていた彼女

唄いはじめた彼女

何がそれを繋いでいるのさ

綺麗だといった夕闇から目を逸らしたくなるのに

どうして同じ僕だと言える?

空が青く青く碧く明く 群青に

ガラス張りのプラネタリウムから見た星は

ゆっくりしゃがみこんで もう見えないんだよ

空気も猛スピードで口の中に入ってきますんです

もう何も言わないで

お願い誰も忘れないで 確かに僕はそこでこう思った


"これもまた過去に"

そうさ この時点でもう既に


"また思い出を背負うの?"

わからないよ、思い出せない


喉の奥に焦燥感

「想像力のスピード間とは......」

(要約するならそれは地球の自転速度)



時計の針は止まりません、ですから!!

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