music
何を聴いても満たされなくて
音楽は僕らを空っぽにした
耳鳴りと興奮だけ残して
答えは一つも 見つからないの
すべて頭痛の所為にしてしまうのが
君の悪い癖だね
叫ぶアンプが何かを変えてくれるんだと
思っていたけど
脳髄がシビレルような
音楽を、音楽を 音楽をください
メロディーを、メロディーを ずっと
眼球の奥に潜む
優しさを、優しさを
思い出させて
過去に生きているつもりでも
世界は少しずつ壊れて 創られていく
思い出が増えていって 僕は大人になるんだろう
ネバーランドは滅んでしまった
もう帰れないんだ、愛しのティンク
だから
何を聴いても満たされないから
空っぽの僕らは音楽を求めた
残された耳鳴りと興奮で
一つでも答えを見つけようと
優しい記憶の足枷
動けずに見上げた空を走った
貫いた音に
僕らを重ねようとして
踏み出そうとしてる、今
僕の足音を聴き逃さないで
君の吐息を、逃さないで
脳髄がシビレルような
音楽を、音楽を 音楽をください
メロディーを、メロディーを ずっと
揺れても 弱くても 消えない鼓動
飾っても 矛盾しても 嘘じゃない言葉
水瓶を前にした大烏と同じ
乾きの傍にあって欲しいの
忘れかけていた
眼球の奥に潜む
優しさを、優しさを
思い出させて