零時

時計に目をやると

ちょうど短い針が

1日の終わりを告げていました

うとうとイヤホンをぶら下げ

数字とにらめっこをしていた自分は

どうやら2秒前に捨ててきたようです

急に寂しくなったのは、そのせいでしょうか。

眉間にしわを寄せて、「嗚呼、」

外には月が綺麗。


時計に目をやると

ちょうど短い針が

今日にサヨナラを告げようとしていました

明日の自分は

今日のわたしを覚えていてくれるでしょうか。

そろそろ時間です

「ハロー、ハロー、」

臆病な挨拶を。

いいなと思ったら応援しよう!