大きな勘違い
こんにちは。Penny係長です。
今回のテーマは、『大きな勘違い』にしたいと思います。
本日、久々に会社に行ったのですがこんな事がありました。
ある部の部長が、『あいつらはいっつも俺の話を聞かない』と大きな声で呟きながら私のいる人事部へやってきたのです。
話をよく聞くと、『指示を出しても、いう事を聞かない。打ち合わせをしていても上の空』だと、真剣に怒っていました。
この話を聞いて、本日のテーマ『大きな勘違い』を書こうと思ったのですが、意外にこういう話はよく聞きます。
皆様の周りにも、もしかするとその当事者になっている人も、もしかするといるかもしれません。
結果から、話していきたいと思います。
それは、『部長自身が普段から話を聞いていない。確認しても上の空』だからです。
実質、今回の部長も人はいい人なのですが、普段から業務多忙な為、部下の話を30%ぐらいしか聞いていません。
口癖は、『わかった。わかった。それでやっておいて』と、話の途中で終わらせてしまうのです。
判断が早いという意味ではいいのかもしれませんが、部下からすると『せっかく、準備していたのに。どうでもいいわ』となってしまうわけです。
皆様、ここまでの話を聞いてこの部長に足りないものはなんだと思いますか。
それは、『聞き力』です。
『聞き力』とは、部下の話を聞く事ではありません。
部下に、『ちゃんと話を聞いてくれている』と思わせる力です。
これは、意外にも多くの方が勘違いをされています。
もう一度言います。
『聞き力』とは、部下に『ちゃんと話を聞いてくれている』と思わせることです。
自分自身の子供の頃を思い出してください。
いつから、親にその日あった出来事を言わなくなりましたか?
いつから、親の言う事を上の空で聞くようになりましたか?
これが、答えです。
初めのうちは、『お母さん、お母さん、あのねー、、、』と毎日のように言っていたと思います。
親も、最初のうちは『どうしたの?』と聞いてくれていたことでしょう。
しかし、真剣に聞いていたかと言うとそうではないと思います。
そのうち、『ちょっと後にしてくれる。』『今、忙しいから』と言うようになると、気がつけば何も言わなくなりだすのです。
そうすると、大抵の親は、時間がある時に『今日楽しいことあった?』と聞くようになりますが、その時にはもう遅いのです。
『別に』と言われるようになると、もう後戻りは出来ません。
大人になっても一緒です。
普段から、話を聞いてくれる人には、何でも話す。
そうでない人には、何も言わない。
当たり前の事が出来ないのです。
その部長には、『一度でいいので、30分部下とテレビ会議をしてください。あと、その30分間は部下から回答を求めらた時意外、部長は話してはダメですよ。』とだけ伝えました。
来週、その時間を作るようなので、その結果が楽しみです。
本日もお付き合い頂き、ありがとうございます。
少しでも役に立ったと思った方は、是非♡又コメントなど頂けると嬉しいです。
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