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教科書よりも虫下し薬!ケニアの学校で行われた学力向上実験の結果

1990年代のケニアで、「生徒の学力を向上させる」というプロジェクトが生まれました。

生徒の学力を上げるために「3つの初等教育支援」の社会実験を行い、教科書やフリップボードなどを導入しましたが成績は変わりませんでした。

ですが、学業に関係ない虫下し薬を導入すると成績が向上したのです。


今回は、ケニアの学校で行われた3つの学力向上実験について紹介していきます。

ケニアでの社会実験


1990年代のケニアで「生徒の学力を向上させる」というプロジェクトが生まれました。

生徒の学力を上げるために「3つの初等教育支援」の社会実験を行うことになりました。

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①教科書の配布

1つ目の社会実験では、学力向上を狙い生徒に教科書を配布しました。

しかし、英語で書かれた教科書の理解度は低く、教科書を配らなかった学校との間に教育効果の差はみられませんでした。

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②授業用フリップボードの活用

2つ目の社会実験では、教員の要望に応えて授業用フリップボードを導入しました。

しかし、席が遠い生徒にはフリップは見えなかったため学習効率は悪く、学力は上がりませんでした。

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③虫下しを配布

3つ目の社会実験では、学業に関係のない虫下しを配布することにしました。

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結果は、大成功で学力は向上しました。

生徒が虫下し薬を使用することによって健康になり、欠席が25%も減り学力が向上しただけでなく、服用後に生徒の身長も伸びるようになったのです。

また、実験の予算には限界があり、25校をランダムに選んで配布したので、完璧な対照実験となりました。

最後に

今回は、ケニアの学校で行われた3つの学力向上実験について紹介しました。

1990年代のケニアで、「生徒の学力を向上させる」というプロジェクトが生まれました。

生徒の学力を上げるために「3つの初等教育支援」の社会実験を行い、教科書やフリップボードなどを導入しましたが成績は変わりませんでした。

ですが、学業に関係ない虫下し薬を導入すると成績が向上したのです。

生徒が虫下し薬を使用することによって健康になり、欠席が25%も減り学力が向上しただけでなく、服用後に生徒の身長も伸びるようになったのです。



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