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将来の不幸を武器にする『点検商法』をもとにしたマーケティング

点検商法とは、「今は大丈夫でも、放っておけば不幸な結果が待っているかもしれない。」と思わせる商法のことです。

一戸建ての住宅を訪問して、屋根・床下・外壁といった普段見ないような場所を点検し、「異常がありました!」という点検商法は、マーケティングにも使われている技術でもあります。

今回は、将来の不幸を武器にする『点検商法』をもとにしたマーケティングについて紹介していきます。

ひとは将来の不幸に弱い


人は小さな欠点でも「将来」というワードを組み込むと感じ方が変わる生き物です。

医師の忠告も似ていて、病気の初期症状や不摂生な生活習慣に対して、「今のうちに対処しなければ、将来大変なことになりますよ。」と伝えられるとしっかりダイエットをし始めますよね。

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患者は、この会話の流れで医師からダイエット薬を提案されたら、正常な判断はできず購入することになります。

悪徳工務店は、人の将来の不幸を突いて営業をかけてくるのです。

点検商法とは?

点検商法とは、「今は大丈夫でも、放っておけば不幸な結果が待っているかもしれない。」と思わせる商法のことです。

一戸建ての住宅を訪問して、屋根・床下・外壁といった普段見ないような場所を点検し、「異常がありました!」という点検商法では、阪神淡路大震災や東日本大震災での倒壊家屋の写真を見せて不安をあおります。

点検商法は、現在のマーケティングにも使われている技術でもあります。

「こまっていること」を裏返すと「ニーズ」になる


マーケティングの父と呼ばれたコトラーの弟子である、鳥山正博氏は、人が「こまっていること」は商品開発の観点から見ると「ニーズ」になるといいます。

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マーケティングのイロハでは、本来「ニーズ」とは存在しているものでマーケティングを創り出すことはできないものだといいます。

しかし、裏技があり本人が気づいてない欠点を指摘して「それではこまりますよ。こうすれば解消できますよ。」と持ちかけ商品をすすめるマーケティング手法があるのです。

薄毛やムダ毛は本来わるいものではなかった


薄毛やムダ毛は、本来悪いものではなかったはずですが、TVやCMで作られた価値観によってわるいものへ変わってしまいました。

マイナスイメージの先にあるのが、高額な増毛案件や脱毛サロンですよね。

わたしたちは、メディアによって「薄毛はかっこわるい、ムダ毛はだらしない」というマイナスイメージになるように仕向けられていたのです。

男性は本来、江戸時代のころから髪の毛は短かったですし、女性もムダ毛は処理していなかったと記録がのこっています。

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とくにCMなどで、同じ情報を繰り返し1500回ほど主張を聞いていると、まったく反対の意見をもっていた人でも、洗脳されてしまうという心理学の研究もあります。

例:従軍慰安婦問題やコ〇ナのニュースなど

わたしたちは、点検商法のように「今は大丈夫でも、放っておけば不幸な結果が待っているかもしれない。」というマーケティングにとても弱いのですね。

老後2000万円問題も、未来におとずれる不安を突かれて騒ぎになり、多くの国民が少額投資をはじめることになりました。

最後に

今回は、将来の不幸を武器にする『点検商法』をもとにしたマーケティングについて紹介しました。

点検商法とは、「今は大丈夫でも、放っておけば不幸な結果が待っているかもしれない。」と思わせる商法のことです。

一戸建ての住宅を訪問して、屋根・床下・外壁といった普段見ないような場所を点検し、「異常がありました!」という点検商法は、マーケティングにも使われている技術でもあります。

点検商法を発展させたマーケティングには、本人が気づいてない欠点を指摘して「それではこまりますよ。こうすれば解消できますよ。」と持ちかけ商品をすすめるものがあります。

人間は「気にしていなかったことを指摘されると、未来のためになおさなければ!」と思いやすい生き物です。

もしかしたらみなさんが普段つけている白い布も、みえないなにかのためにさせられているのかもしれませんね。

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沼ペンギン
80歳まで生きるとすると、人生の残り日数は3万日です。 40歳だと1万5千日、仕事・睡眠・プライベートの3つで分けると5,000日 プライベートタイムを家事・風呂食事・趣味の3つで分けると1,666日しかありません。 そんな貴重な時間を使って読んで頂き嬉しいです!