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発達障害だと判明した途端、人の話が聞き取れなくなった話【APD疑惑】

人の話を聞き取るのって、
心理的要素も影響するらしくって。


自分には大いに発達障害の素質があると
NHKの特集を見て気づいて、
メンタルクリニックに行かなきゃってなった時、
急にテレビの音が聞き取りづらくなったんですね。


人の声が部分的に聞こえない。


スーパーに行っても、
えっ?今何て言ったの?
早口すぎて分からない!って焦って、
聞き返すことが多くなったんです。


で、聴覚にも障害があるんだ!
そういえば、昔から聞き取りが苦手だった!

と思って調べてみたら、
APD(聴覚情報処理障害)
って言葉に突き当たって。


これだーと思って、
図書館でAPDの本を借りてきて読んで、
当てはまる、当てはまるって。


で、結論から言うとね、
私の場合は、気のせいでした(笑)
(1年くらいで元に戻りました)


何が起こったかというと、


自分は発達障害でみんなと違うんだ!

コミュニケーション障害だから、
コミュニケーションが取りづらいよー!

みんなが何を考えてるか全然分からない!

次は一体何を言いだすんだ!


って、自分で苦手意識を膨らませて、
対人不安や対人緊張を引き起こして、

一言一句精密に聞き取らなきゃ!って、
急に思い込んでしまっただけでした🤣


一言一句聞き取る必要なんてないのにね。


あの時は苦しかったなあ。

また聞き取れないんじゃないか。
人の話を聞き間違えてて、
自分が変なことをしているんじゃないか。

何言ってるか分からない!分からない!
って、ビクビクしていました。


でも、場慣れしたりして落ち着いて、

こういう場面では、
大体こういうことを言ってるはずとか、

聞き取れない部分はスルーでいいやとか、

定型さんは定型文をしゃべってるはずとか、

誰だって聞き返す時くらいあるさとか、

働いている人は同じセリフを言ってるんだから、
前の人のをよく聞いておこうとか、


そういうふうに考えるようにしたら、
悩むほど聞き取れないってことは
なくなりました。

よかった~😃


ってういか、考え方次第かも。


特に4人以上でしゃべっている時は、
半分は聞き取れなくていいやと思っています。


例えるなら、
聞き慣れない異国の音楽を聴くような
心構えですね。

よく分からなくて当然。
全部聞き取れなくて当然。
何が面白いのか分からなくて当然。

でも、音楽に身をゆだねる気持ちで、
ただニコニコして聞いている。


音楽をやりたいんだろうって
ざっくり大筋は分かるから、
ただそのつもりで。

音楽を聴くマナーを守って。
(笑顔とうなずく仕草をする)


4人以上でしゃべっている時は、
そういうふうに割り切るようにしたら、
全部聞き取らなきゃ病がなくなって、
気持ちが楽になりました。


考えてみれば、
異国の音楽を聴く時に、

これは厳密にはどういうジャンルなんだ、
何の楽器が鳴っているんだ、
全部聞き取らなきゃ!

って真面目に聞いてたら、
とまどうばかりで、
苦痛な時間になるに決まってますよね。


だから、そうならないように、
大筋でこんなことを言いたいんだろうなとか、
こんなことを言ってるはずだって思えば、
不思議と聞き取り率も上がって、
悩むほどではなくなりました。


あと、すんごくオススメなのは、
メモを取りながら話すことですね。


メモを取りながらだと、
聞き返す時や言葉を確認したい時に、
すごく自然な形になります。

それどころか、聞き返すと、
むしろ好感を持たれます(笑)


なので、メモを持ち歩くのは、
かなりいい作戦ですね。


大人数で話している時も、
メモしながらだと、
集団に参加している感がすごい。

半分聞き取れてないとは、
まさか思われません(笑)


隣の人がメモをのぞいてきたりするので、
本当にメモする必要はありますけど😆


あと、メモしながら聞くと、
リラックスと集中が両方できて、
聞き取り率がアップします。



そんな感じかなあ。


発達凸凹の自助会でAPDの話が出るので、
体験談を書いてみました!🫡


※自閉症系の記事はこちら


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