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今、この業界に思うこと
いつも、ことが動き出すのは何かが起きてしまったあとだ。
ここ数日映画やテレビの業界にまつわる様々な告発を見ながら、その現実に落胆しつつ、もう落胆しているだけではいられないと思った。
これからもたくさんの女の子たちがこの業界を夢見て、飛び込んで、そしていつかどこかで嫌な思いをするだろう。
そのことにもう耐えられないし、耐えたくもない。
いち俳優・作り手として、どちらもまだまだ未熟だが、今後の自分や
【#0から保育】 第4回 私のリアルを聞いてよ(前編)
私の古くからの友人であるカナエ(仮名)は、都内で幼稚園教諭として働いている。昔からギャグや冗談を交えてみんなを笑わせる明るい彼女は子どもが大好きで、幼稚園の先生になったと聞いたときはぴったりだと思った。働き始めてからも、会うたびに子どもたちの可愛らしいエピソードを楽しげに語ってくれた。
しかし社会人2年目に差しかかろうとしていた去年の春、久々に会った彼女は泣きながら「幼稚園を辞めたい」と言った。