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自分らしい人生を守るために!今すぐ備えたい『身元保証』のポイント

身元保証サービスには注意が必要です

最近、高齢者向けに「身元保証」や死後の事務手続きを代行するという団体や会社が増えています。これらは、病院への入院手続きや介護施設への入所、さらには死後の事務手続きなどを家族に代わって担うと謳っています。しかし、これには大きな落とし穴があります。


なぜ注意が必要なのか?

理由は明確です。現在、この分野を監督する中央省庁は存在せず、サービスの定義も曖昧なままです。さらに、事業者には報告義務すら課されていません。このような状況では、不適切な運営やトラブルが起こるリスクが非常に高いのです。

例えば、高額な契約料を請求されたり、契約内容が不透明だったりするケースが後を絶ちません。「身元保証」という言葉に安心感を覚えるかもしれませんが、実態をしっかりと確認する必要があります。


大切な人が困っていたらどうするべき?

もし、あなたの身近にいるご高齢の方が「身元保証」に関することで困っていたり、不安を感じているようであれば、次の手順をおすすめします。

  1. まずは地域包括支援センターに相談を!
     お住まいの地域を担当する「地域包括支援センター」を調べて、ぜひ電話で相談してください。地域包括支援センターは、信頼できる情報を提供し、適切なサポートをつないでくれます。

  2. “まとも”な制度を活用しましょう
     以下の制度を活用することで、安全かつ確実にサポートを受けることができます。

  • 社会福祉協議会の日常生活支援制度
     高齢者の日常生活を支えるサービスで、地域に根差した安心の仕組みです。

  • 家庭裁判所が監督する成年後見制度
     法的に保護された制度で、財産管理や生活支援を行います。

  • 公証人役場での任意後見契約+財産管理契約
     自分の意思を明確にして、信頼できる人に託すための仕組みです。

  • 地域包括支援センターや民生委員、居宅介護支援事業所による相談・見守り支援
     地域社会が連携して、高齢者を見守り支援します。


最後に

誰もが安心して、自分らしく暮らせるためには正しい知識と行動が必要です。大切な人の権利を守り、トラブルを未然に防ぐために、ぜひこれらの情報を周囲と共有してください。地域全体で支え合うことで、安心と絆が広がる未来をつくりましょう。


僕はこんなひと


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