いしやま なおみ

グラフィックデザイナーとカメラ 見えないことをカタチにするお手伝い。対話しながら一緒に問題解決することを目指しています。 ここでは、何かをやり続けている方のインタビューと、言葉にまつわるあれこれを書いてます https://naomiishiyama.studio.site/

いしやま なおみ

グラフィックデザイナーとカメラ 見えないことをカタチにするお手伝い。対話しながら一緒に問題解決することを目指しています。 ここでは、何かをやり続けている方のインタビューと、言葉にまつわるあれこれを書いてます https://naomiishiyama.studio.site/

最近の記事

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はじめに。

なぜか、いつも考えてしまうこと。 気付いたらずっとそのことについて思いを巡らせている。 誰かに進められるわけでもなく 知らぬうちに、自然と気になるほうへ歩みを進めている。 その想いはどこから来るのだろうか? いつからだろうか? 一歩踏み出した人たちの想いを知ることができたら 生き方のヒントを得られるかもしれない。 自分の興味と探究心で 気になる人々をここに紹介していきたいと思います。 ─────────────────────── 目次

    • 医院長先生はホスト

      2023年振り返ると「聴かせて屋」の活動は3月の投稿以来ご無沙汰していることに気づいた12月31日。このままではいけないと思い立ち、今年の紅白ではブラピもポケビも25年ぶりに復活したこともあり、私も過去に書いたエッ セイを復活させようと思い投稿いたします。 本年も 聴かせていただいた方、読んでいただいた方、ありがとうございました! 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 2023.12.31 「院長先生はホスト」 電車の移動中もスマホ 信号の待ち時間でスマホ 待ち合わせ

      • ことば の ひびき

        「うどん」 この3文字をみただけで、口の中がうどんを求め始める。 シンプルな曲線で描かれた「う」に 勢いを感じる「ど」 最後を飾るにふさわしい「ん」 「う・ど・ん」 声に出してみるとなんとも心地よい。 「うどん、うどん、うっどん、どん!」 「う〜」と言う口はもうすでにうどんをすすっているかのようだ。 そして、出汁を飲み終わった後のゴックンした感じはまさに「ん」である。 こんなにピッタンコカンカンな名前をつけた昔の人を褒め称えたい。 私たちは色彩に印象を持つように、

        • 自由に羽ばたけることを信じて見守る保育

          「私は保育士になる!」 少女は突然思いついた。 理由は特にない。 強いて言えば、自分より年下の従兄弟の面倒をみていた時に『あ、これが私がやることなんだろうな〜』と降りてきたそうだ。 今回は、神のお告げを受けたかのように保育士になった小西なつきさんのお話しです。 保育士まっしぐら。 だけど、あれ?なんか違うかも小学校5年生の時に降りてきた、保育士になること。それは途中でぶれることなく、着実に段階を経て保育士になった。 だが、保育士の仕事は思っていたものとは違った。

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        マガジン

        • 聴く側の人のコト
          5本

        記事

          何か得たいと思っている時ほど、大事なものは得られない

          「旅をしたら何かが見つかって人生が変わった」とよくいうが、旅に出ても何もみつからない場合もある。“何か”で満たすことばかり求めてしまう私たちだけど、求めても求めても埋まらない“何か”。そのわからない“何か”を見つけるきっかけづくりをしている人がいる。 今回は誰もが知りたい“何か”を見つけた、五十嵐 裕麻さんのお話し。優しい笑顔の奥にある心の葛藤と成長をお聞きしました。 安定した職業について家族を守らなきゃ中学2年生の頃から将来の夢は固く決めていた。 「親に冗談半分で『家

          何か得たいと思っている時ほど、大事なものは得られない

          「きく」ということ

          1年に1回は自分のことを、ということで ここ最近悩んでいることを1つ 「聴かせて屋」をはじめた頃は、 人の話を深く聞くのだから断然「聴く」だろうと思っていた。 だが、 インタビューの本を読んだり、SNSで流れる話題を目にして 「聴く」という表現が正しいのか分からなくなってきた。 もしかしたら「聞く」の方が意図が伝わりやすかったりする? 「利く」にして話した人にも何か効きそうな感じを匂わす? いっそのこと、ひらがなの「きく」にして臨機応変に意味を伝える? 周りの意見に左

          「きく」ということ

          映画みたいなドラマチックさはないけれど、小さいアクションが地球を守る

          天王洲のマーケットでたまたま見かけた動物がプリントされたTシャツ。可愛さのあまり、店主に声をかけてみると、予想外の想いに触れ、思わず「お話きかせください」と申し込んでしまった。 何か物を新しくつくることは、少なからず廃棄物を生み出すことにもなる。それでも「子供達に意識を向けて欲しい事柄がある」と思い立ち、映画業界からアパレル業界へ足を踏み入れた村山いずみさん。できるだけ環境負荷がかからない方法で服をつくる子供服ブランドZoologia(ズーロジア)の立ち上げに至った経緯やブ

          映画みたいなドラマチックさはないけれど、小さいアクションが地球を守る

          空気も甦る文字起こし

          私が聴かせて屋をはじめてから、毎回欠かさず必ず行うことがある。 それは「MOJIOKOSHI」だ。 インタビューしてから数日たつと、 驚くほど内容を覚えていなかったりする。 あの楽しかった時間はもう、思い出せないものか…… 安心してください 文字起こしをすることで再びデータとして私の元に戻ってくるー!のである。 だから、録音データは命の次に大事っす。 そして、私は意外とこの地味な「文字起こし」の時間が好きだ。 やり始めるまでに勢いが必要だけど、いざ始めると当時の空

          空気も甦る文字起こし

          罰ゲームで飲まされてた日本酒。本当の美味しさに触れたら、造り手になっていた。

          「日本という国名がついたお酒 “日本酒” 」 日本酒に関わる機会があり、出会ったこの言葉にハッとさせられた。 自分の国の名前が入っているのに、なんか嫌われてない? お酒離れが進んでいるらしいが、日本の食文化にあうこのお酒を、もっと気軽に楽しめたら幸せな時間が増えるんじゃないかなと私は思う。伝統工芸品並に繊細に造られる日本酒、その日本酒業界に全くの未経験から24歳で参入した若者がいるという。 ブレイクダンスにはまっていた青年が、あるきっかけから日本酒に目覚め、突き進んでいく

          罰ゲームで飲まされてた日本酒。本当の美味しさに触れたら、造り手になっていた。

          「出会い」も「別れ」も全て物語の1ページに

          いろんな肩書きを持つ人が最近増えている。 この前も聞き慣れない肩書きの方に出会った、その名も「団欒(だんらん)コーディネーター」。 その方が主催する日本酒イベントがあると友達から教えてもらい、参加すると。美味しいお酒と共にふんわり現れたのが、団欒コーディネーター 森田聖也さんだった。 団欒コーディネーターとは一体何をするのだろうか。森田さんの団欒に込められた想いなどを聴かせていただきました。 記憶に残る繋がりをつくりたい おにぎりの宴、ピザ釜づくり、代々木公園で缶けり

          「出会い」も「別れ」も全て物語の1ページに

          人生諦めてた少年が“料理”という武器を身につけ、世界に立ち向かう。

          「これって誰のための仕事?」 就職して働き始めると感じていたモヤモヤ。 世の中には直接お客さんと関わる仕事とそうでない仕事がある。どちらが良いとかはないけど、私は直接お客さんと関わる仕事の方が好きだ。 今回は、人に五感で喜びを伝える職業、料理人の丸山卓さんにお話を聴いてきました。見た目はチャラいけど、中身はめちゃめちゃ真面目、情に熱い大阪の料理人、丸山さんの人生観をお楽しみください。 心閉ざしていた青春時代、やりたいことなんてなかった今の丸山さんからはとても想像できないが

          人生諦めてた少年が“料理”という武器を身につけ、世界に立ち向かう。

          「聴かせて屋」を始めたきっかけ

          「聴かせて屋」をはじめて1年がたった。人の事ばかり書いているので1年に1度くらいは自分のことをと思い、今回は「聴かせて屋」を始めたきっかけを書きたいと思う。 ただひたすら聴くこと 私が「聴く」ことに興味を持ったのは、5年くらい前。30代中盤によくある、自分は何をしたいんだろうと思い悩む時期に、ある講座で体験した「聴く」ということ。2人組になり、15分間相手の話をひたすら聴くということをした。 たった15分だったけれども、普段交わしている会話とは違う何かを感じて、それ以降

          「聴かせて屋」を始めたきっかけ

          自分を奮い立たせるものは、己のみ。

          九州から大阪に出て、飲食店でのバイトが楽しくてそのまま飲食の世界に。いろんなお店の経験を経て、ワインを扱うメーカーが運営するお店に関わり、キッチン志望だったけど上司からホールへ出ろと言われホールへ、そのまま店長〜統括へ。今は現場を離れワインの小売店を任されているが、今後はまだやりたいことがあるという。 後半はこれからの春高さんがやりたいことについてお話しいただきました。 前半はこちら 今のワイン小売店に入る前に、飲食店の現場を辞めたいと告げた春高さん。その時、次はキッチ

          自分を奮い立たせるものは、己のみ。

          自分のことは一番見えないこそ信じられる恩師の言葉。

          私が今まで出会った上司の中で理想の上司だと思える人がいます。その方は私が大阪にいた頃、東京へ行くための資金づくりで会社にいきながらこっそりアルバイトしていた飲食店の店長 春高勇次さん。人に対しての接し方が分け隔てない感じで、親分のような安心感がある方でした。 春高さんは大学卒業後メキシコ料理店からイタリアンを経てワインと出会い、その後ワイン輸入会社が運営する飲食店で店長や統括を勤め、8年前に飲食の現場を離れワイン小売店へ。 そんな春高さんに10年ぶりにお会いし、飲食との出

          自分のことは一番見えないこそ信じられる恩師の言葉。

          毎回反省ばかりで満足することなんてない。 一度ハマったら抜けられない蟻地獄のような役者の世界。

          ホラードラマの女優さんを見て役者を目指すことを志たアキさん。舞台や映像の世界にも出るようになったが、まだまだ自分に納得していないという。 役者の魅力や楽しさ、新型コロナウィルスによって舞台ができなくなってきたことも重なって、舞台に立てることのありがたみも知るように。役者を続けるアキさんの心の変化を後編では語っていただきました。 前編はこちら まだ知らない自分の感情を表現してみたい ──お芝居していて何かアキさんに影響を与えたことはありましたか? 一時期、芝居を嫌いに

          毎回反省ばかりで満足することなんてない。 一度ハマったら抜けられない蟻地獄のような役者の世界。

          役者を続けられているのは、あの時自分でやると決めたから。

          聴かせて屋を始めた時に、一番初めに話を聞きたいと思ったのが楠瀬アキさんでした。私が高校卒業後、大阪にきて初めてのバイト先にいた先輩でめちゃめちゃひょうきんなお姉さん。当時は色々人生相談にも乗って頂きましたが、今回は逆に聴かせていただきました! 出会ったころも舞台で芝居をやっていて、20年以上経った今もまだ役者を続けているアキさんは一体何を考え、何を想い役者をやり続けているのか、役者を目指し始めたきっかけなどをお伺いしてきました。アキさんをご存知の方も、まだ知らない方もお楽し

          役者を続けられているのは、あの時自分でやると決めたから。