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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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#日記

【ライブ感想文】 スガシカオ「INNOCENT」TOUR @LINE CUBE SHIBUYA

今年も行ってきました、スガシカオのライブ!! 「INNOCENT」TOUR 去年の、スガシカオ25周年ツアー「大感謝祭2022」で、発売が発表された新譜「INNOCENT」 このCD自体は2023年のはじめにリリースされていたのだけれど、このアルバムタイトルを冠したツアーが始まる! 去年のライブはすごく感動して、友達に「最高だった」と話しまくったことで、今年は友達含め4人で参加。 うちひとりは、去年のライブも付き合ってくれていたのでスガシカオ沼に着実と浸からせつつあるんだ

「籠り」は終わり、外へ跳び

1ヶ月半ぶりくらいのnote。 この間、色んなインプットとアウトプットを繰り返した。最近になってそろそろ、今感じていることを書いてもいいかなと感じ始めた。多分今日は、この1ヶ月半で知り得た知識の話と、それに伴う自分の感想、今後の展望みたいなことを語ることになるだろう。 それでは。 アーティストが集まる場を作って前回(と言っても1ヶ月半も前のことだけど)のnoteで、銀座にある「アロフト東京銀座」のライブプロデュースを本格的に始めると書いた。 毎週金曜日(7月は土曜日だ

#24 モールの無限回廊 引き潮

VOLOJZA(ボロジャザ)という名前でラップをしたり、ビートを作ったり、アートワークをやったり、映像やったりしています。諸々メモがわりにかいてこうとおもいます 新曲「真犯人」のMUSIC VIDEOがアップされました。 地元のショッピングモールの駐車場をグルグルしながら撮りました。 MVはAAAA4って曲から大体クルーのW.Oがメインでロケハンとか撮影とか一緒にやってくれるんですが絵面の善し悪しの判断が速くてめっちゃ助けてもらってます。(次のシングルはW.Oとの曲です。

口にして、はじめて、はじまる。

僕は主に、作曲家として音楽のキャリアを歩んできた。作曲が中心にあって、その次に制作(編曲、録音ミックス)が追随。究極、音源の完成度が自分の音楽の全てみたいなところがあった。 そんなキャリアのあり方が「自分で歌う」という行為を志して、根底から覆った。誤解されたくないからしつこく言うけど、作曲家としてのキャリアを捨てた訳では勿論ない。 ただ、少なくともフロントマンとして、ステージに立つ理由ができた。 思い返せば僕は自分の考えを「納得いく形で」人に伝えたいという欲が、小さい頃

藤井風 LAAT大阪 ライブレポート2023/2/7 大阪城ホール

パナスタでのライブから、はや4カ月。 昨年末の紅白歌合戦出場をはじめ、ネットメディアでのあれこれを経て、藤井風はどのように変容しただろう。 いつだって想像の遥か上を行く彼のことだ。サナギが蝶になるかの如く進化しているに違いない。期待に胸を膨らませて開演を待った。 「それでは、」 ストリングスの荘厳な音色が響き渡る中、藤井風が自転車に乗ってアリーナ後方の通路から登場した。 「わぁ…」と控えめに上がる歓声と拍手。藤井風は笑顔を振りまきながら、センターステージの外周をグルグルと

今日気持ちよかった音楽: Puma Blue - Hounds

2023年1月現在、Spotifyで59万の月間リスナー、一番の人気曲は2,000万超え再生と、去年秋まで知らなかったことが恥ずかしいPuma BlueことJacob Simon Allen。 近年、多くの才能を輩出しているサウス・ロンドン出身という経歴は、前回書いたNilüfer Yanyaとも同じで、同地からはTom Misch、Arlo Parks、Black Country, New Road、black midi、etc……。「そうだったんだ!」という人気者が続々

ヴァイオリンはじめました

今年11月14日から、ヴァイオリンを練習し始めました。 「フルートやってたんじゃないの?」と言われますが、フルートも引き続き毎日練習しています。追加でヴァイオリンです。 ということで、毎日練習するものが多くて、忙しいです。 ヴァイオリン購入を検討し始めたのは、8月ぐらい。 普段共演しているヴァイオリニストmaikoさんと牧山純子さんに、ヴァイオリンを始めるにあたって、エレクトリック・ヴァイオリン 、サイレント・ヴァイオリンってどうなのかと聞いていたんですよ。 ヴァイオリン

歌と人の近さ~10.22 橋本絵莉子「燃やして探してツアー2022」@名古屋DIAMOND HALL

ソロになって初めて橋本絵莉子を観た。思えばチャットモンチーを最後に見たのが2017年の長崎。もう5年半も前だ。そういうノスタルジックな感慨も少しはあれど、何といっても橋本絵莉子としての楽曲がどれも素晴らしいので早くライブで体感してみたいという期待感でいっぱいだった。 曽根巧(Gt)、村田シゲ(Ba)、恒岡章(Dr)というバンドメンバーを引き連れてオンステージすると、1曲目からガンガンに観客にクラップを煽っていく「脱走」だったことに新鮮味を感じた。チャットモンチーといえば3ピ

屈辱の片隅 -SOPHIAの武道館公演によせて-

 SOPHIAは、思春期の私に屈辱の意味を教えた。  「屈辱の意味を教えた」といっても、その音楽が自分にとって屈辱の作用を及ぼしたということではないし、もちろん当人たちから屈辱的な振る舞いを受けたということでもない。生きている時間のなかで、人は屈辱から何を受け取ることができるかを示したのが、私にとってはSOPHIAというバンドだった。時に人が自らを殺める原因にもなるであろう屈辱の感情が、どれだけ甘美で、どれだけ力強く、どれだけ自分を生かすものになりえるかを、私は彼らの言葉と

¥200

MESHUGGAHによるMESHUGGAH全作レビュー

80年代後半から90年代初頭。ポスト・ファースト・メタル・タイムと呼ばれるメタルの過渡期は、多様性が花開いた時期だと言えます。様々な影響をメタルに昇華した個性的なバンドが数多登場した時代において、唯一、単独で独自の音楽スタイルを作り上げたバンドがいるとすれば、それは MESHUGGAH でしょう。1987年にスウェーデンのウメオで結成された MESHUGGAH は、仄かにジャズ・フュージョンの息吹を吸い込んだ若いスラッシュ・メタルの一つとしてスタートしましたが、90年代半ばに

「ディグディガ」元ネタ紹介:第14話

これは、漫画「ディグインザディガー」第14話公開に際して、原作の栄免建設と漫画の駒澤零(と、たまにゲスト)が淡々と元ネタ紹介をしていくコーナーです。 ゲスト:DÉ DÉ MOUSE 原作担当:栄免建設◆JET SET Tokyo JET SETは、1998年に京都で設立されたレコードショップ。 下北沢店のオープンは2002年で、現在の場所に移転したのは2009年。2000年からオープンしたオンラインショップは多くのユーザーを抱え、はじめとした各ジャンルで活躍するアーテ

2022年1月ベストアルバム10選

もう4月になってしまいましたが、今年も月間ベストを選ぶことにしました。 2月3月も早いうちに選んでいきたいものです。そうこうしているうちに5月になっていしまいそうですが。。。 1月のランキングは以下の通りです。

¥100

「CHILLい」に飽きた話。

人は変わるものだ。 去年僕は、自分の音楽のことを「自分史上最高に安らげて落ち着ける空気」と呼んでいた。しかし今は「空気を良くするためのBGM」的な音楽を聞かなくなったし、ましてや作りたくない。 今日は、そんな心の変化の話をしたい。 そもそもCHILLとは何なのかなんとなく僕は「CHILL OUT」と聞くとプールサイドなイメージがあったのだが、ググってみたところ とのことらしい。なるほど、冷蔵庫のチルドみたいな話か。プールサイドっていうイメージは強ち間違ってはいないのか

青春という名のKPOP Vol.62 ~TWICE、ITZYに続くJYPの超絶実力派グループの進化が止まらない!【5/3/23記事更新】

ついにKPOPガールズ第4世代戦争に真打ちが登場する。 JYPエンターテインメントよりITZY以来3年ぶりの大型新人ガールズグループとして、シングル「AD MARE」でデビューする。 そして、タイトル曲「O.O」のMVが本日公開! グループ名の「NMIXX」は、「now」「new」「next」や未知数「n」を意味する文字「N」と、「組み合わせ」や「多様性」を象徴する「MIX」を組み合わせた造語で、「新しい時代を担当する最上の組み合わせ」という意味を持っているそうだ。公式