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"オフ・キルター"なリズムでMESHUGGAH 以前にメタルを抽象化した英傑たち: CONFESSOR の "Condemned" と CRIMENY の "Peat"
例えば、絵画にも写実派と抽象派があるように、おそらく音楽にも写実的な音楽と抽象的な音楽が存在するように感じます。そういう視点でみると、80年代のヘヴィ・メタルは、写実派や印象派、そして象徴派がほとんどだったのではないでしょうか。つまり、そこにある風景 (音楽) を正確に具体化したり、理想化したり、印象的に描くような音楽。 もちろん、FATES WARNING や WATCHTOWER のように難解で幾何学的なバンドも少なからず存在しましたが、彼らの難解は抽象やシュールという
EDGE OF SANITYはなぜメロデスでありながらメロデスではなかったのか: 傑作"Purgatory Afterglow"の30周年再発によせて
「NIRVANA はビッグになる前から好きだった。ENTOMBED の Uffe Cederlund が "Bleach" のテープを送ってくれたんだけど、僕にとってあれはロックとデスメタルの究極の融合だった。僕と Andreas "Dread" Axelsson は、Kurt Cobain が亡くなった当時、グランジの大ファンだったんだ。つまり、"Purgatory Afterglow" は Kurt に捧げたアルバムだったんだ」 EDGE OF SANITY は "馴染