いま、たこ焼きを持って電車に乗るという、 ここ最近で一番の罪悪を犯している。 たこ焼きのカリッとした食感を思い出させぬ柔らかい温かみを携えて帰路につく。 今日は祝日。 最近祝日前は何度もカレンダーを見て 「あした祝日だよね、休みだよね」と確認してしまう。 なんなら祝日の朝に社用携帯を見て だれも出社報告してないのを確認してホッと胸を撫で下ろすこともある。 日付に疎くなったのか、鋭くなったのか。 今日出掛けにポストを覗いた。 「住民の方へお願い」と題して配布された文書には
今日はご縁がある厄除け大師へ。 厄除けと祈願をしてきた。 通い慣れた厄除け大師で、 最前センターでご祈願を受けた。 (どうしても言い方がライブハウス) 祈願のときに僧侶の方が仰った。 「お願いごとはなるべく具体的に、 願いを唱えるだけでなく、いつどんなときに力を貸してほしいのか、まで」 「素敵な恋人がほしい、ではなく、 理想があるならその詳細まで」 なるほど。 生年月日や住所、氏名を唱えることは分かっていたけど そこまで事細かに伝えるものなのか。 たしかに、 仏さまが
道が混んでる。 ああ、三連休か。 と、ここで思い至る。 連休中はナンバープレートが賑やかになるから楽しい。 今日も歯医者の帰りに関西の名前を見た。 だれかの助手席に乗ってるときに 車酔いしないようにずっとナンバープレートを読み上げてたことがあったな。 三連休、出かける予定があったけど 某感染症のおかげで白紙に戻った。 日に日に良くはならない体調、 日々ニュースで目にする世界情勢、 夜中の地震、 とあるバンドの大きな大きな変化、 そして楽しみにしてた予定が白紙。 塵も
今日は低気圧のせいか 耳鳴りと左耳裏の痛みが酷い。 頭痛薬で収まったからよかったけれど 帰ってきてからまた少しずつ痛みが出てる。 リンパにしこりがあるのは右側。 左側はなかったはずなんだけどな。 身内曰く貧血も出てるらしい。 最近足元がふわふわするのはそのせいか。 病院まであと数週間。 大切な用事もいくつかある。 倒れるわけにはいかないのよ。 今日も解毒作用があるハーブティーを飲んで お守りのオイルを塗り続ける。 好きなひとに逢いたいから頑張らないと。 3月、好き
紹介状ってもらうの初めてだなぁ。 健康診断に引っかからなかったことはなかったけど 先天性のものも、後天性のものも含め 「経過観察」で済んでいたのは強運だったのかも。 話が進んでから喫煙量が増えてる。 お風呂に入ったら吸わないって決めてたのに 気づくとライター片手に台所に立ってる。 だめだなぁ。 周りから心配されるのが苦手なわたしは 周りがそわそわしてるのを見てる方がストレス。 リンパに腫瘍ができて早3ヶ月。 抗生物質が効かなくて、代わりに口内炎で食べられなくなって、病院を
※酔っ払いの戯れ言です。 ※何度読んでもあなたの糧にはなりません。 ※2021年こそは、どこかへ行った、○○がよかった、という記事を書けるようになりたいと2020年の終わりにマウントフジに向かって叫んだ記憶がなくもないですが(ないです)、2/28時点では難しいようです。ご了承ください。 ※繰り返します。酔っ払いの戯れ言です。 満月の夜。 先週はもう少し小さい月を西の地で見上げていたと思うと、「空は繋がってるんだなあ」とか思わないでもない。 メルヘン。地でいく大層な
9月の連休。 そろそろ人が、周りを窺いながらも動き始めた頃合いでもあったような覚えがある。 突然浮かんだ「水族館に行きたい」気持ちと、同時に浮かぶは「海鮮丼が食べたい」気持ち。 ある面で考えれば相反する想いに、自分もやや戸惑う。 「起きてから、観たいか食べたいか考えればいいか(言い方)」 とは思ったけれど、さてはて今の情勢下「水族館はどのように営業しているのだろうか?」と調べたところ、時間にして約20分ごとに区切られた入場予約券なるものが。 なるほど、明日これを予
気づけば、4ヶ月も空いたらしい。 振り返れば、改行も書き出しもバラバラで私らしい。 日が経てば、書くことが思い浮かぶわけではなかったらしい。 4ヶ月とな。 おかげさまで季節が巡った。 変化を書くとすれば。 テレワークで画面に映る自分の目が据わっている。 どう笑おうとも本当に気持ちが悪くて、 仕事柄笑わないといけないのにやめてしまう。 眉間に皺を寄せる癖がついた。 書きたいこと、書こうと思うことがなにひとつ思い浮かばなくなって早々とここを離れた。 肌
今夜はストロベリームーンと呼ばれる満月らしい。 月はひとつなのに、その月によって幾つもの名を持つ不思議。 まったくいくつ仮面を持たせたら気が済むのだろうね。 裸足でベランダに足をつける。 少しだけざらりとひんやりとしたコンクリート。 薄雲の向こうがわに見える月はぼんやりと輝いている。 欄干に手を乗せる。 遠くには手を繋いで駆けてゆく男女。 ただいま午前1時48分。 月は変わらずぼんやりとそこに居る。 わた
------------------------------------------- 自転車がひどいブレーキの音を立てる。 自分でブレーキをかけたくせに、身体は「聞いてないよ」とばかりに一瞬遅れて前につんのめる。 「帰ったら油を差そう。」 頭は現実的な今日を想うのに、目はどうしても幻想的としか描写のしようにないそれを追う。 気持ちよさそうに身を翻し旋回してゆく。 はて。柔らかい布団の中でもとうとう見つけられなかった夢を、いまになって見つけてしまったのかしら。
今日は一日、遠くで雷が鳴っている。 近付くことも、 遠ざかることもなく、 「ずっとここにいるんだぞ」「いるんだからな」と時たま思い出したように鳴り響く。 そして、 その雷を真似るように、 わたしのお腹も連動してグルグルルと音を立てる。 「大型連休最終日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。」 大型連休中は、 わたしはなんだか食欲があまりなく、 気付けば食パン一枚で夕暮れを迎えることもしばしばでした。 自粛要請の中で幕を開け
「あんた。背伸びたんじゃない?」 祖母がわたしと逢うたびに言うことば。 まじまじとわたしを見上げながら言うその表情は、 おそらく「おはよう」よりも明確な朝の始まり。 「そうかなぁ」と返す日もあれば、 余裕がなくて「変わらないよ」と返す日もある。 ふと目に入る鏡には、 哀しそうに笑うわたしが映る。 「昨日も聞いたよ」 それだけは出してはいけないことばだと。 朝から少しだけ口を固く結ぶ。 「祖母の記憶が曖昧に
わたしは偶に煙草を吸う。 だれの影響かと言われたら、 まあ雑記には収まらないのだけれど。 「意外だね」 よく言われる。本当によく言われる。 まあね、演じることが得意だからね。 ただ、「これがあなたの意の外ならば、わたしのことをよく知らなかっただけじゃないの」と内心思ってしまうほどには天邪鬼なので。 こんな自分のお小言は煙とともに夜の空に吐き出してしまおうか。 なんで吸うかなんて野暮なこと、 いままで考えたこともなかったのだけれど。 今日
こんばんは。 今日も今日とて玄関からお送りしております。 身体が冷えそうだから今日はすこしだけ。 明日の朝は気温が下がるそうね。 そうそう、 この雑記は「一日を区切ること」を目的として書き始めたもの。 とある治療家の友人から 「寝付きが悪いなら、一日をきちんと終わらせないとたまめだよ」 とのことばをもらい。 ああたしかになぁと。 あの日は雪が降っていたから、 時間は経ってしまったけれど始めてみたところ。 仕事でのストレスがすこし減ったからか、 この日記を始
今日は台風並みの強風と雨だったそうな。 やさしい雨は夜明けまで。 そんな寝言はどうやら守られたそうだ。 人にはいくつか役割があって。 自分にも影のようについて回る役割が 明確に自覚しているものがひとつある。 「黒子であること」 輝いた表舞台よりも、 「縁の下の力持ち」と秘かに讃えられる裏方気質の自分。 いくら表舞台に立っているつもりでも、 気付けばずり下ろされて、 「おまえの居場所はここだろう」と 目の前に突きつけられる。 痛い、毎度分かってい
濡れた街。 音もなく変わる信号の色。 度の合わない眼鏡で見下ろす街並みはどうしてもキラキラしている。 自分を元気づけるための外出はできず、 自分を慰めるためだけに歩き回る。 顔を上げれば人との距離を開けよう、 手洗いうがいをしよう、 咳エチケットを守ろう。 見える距離を創って、 見えない敵と闘うことに、 随分とみんな疲れてきている。 虚ろなドラッグストア、 血走る消費者の眼差し。 喫煙所を閉めるなと言われる喫茶店、 疲弊した相手を慰めることばをわたしは未だ知らない。