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2024年10月26日 20:00
冬の朝に冷たくなった本を開く頁の一枚一枚が結露するよう空に雲を刺繍する頃マフラーを巻いて旅をするように 本は進む木々のように佇む誰かが結露の先に見える浮かぶものに惹かれる劇場のドアの奥で世界は より 世界だ結露の先で今日がすぐそこまで来てる詞の新作です以前、早朝に起きた際、本を手に取ったところ、ひんやりとしていたので、そこからイメージしました一足早く 冬 を
2024年10月25日 19:30
古い靴を履いて 夜の向こうへ飛ぶおやすみの鏡の中へ すぐに足早に後ろの蛍 ろうそく 僕を灯すここからの果て あの川も見えるから嘆いた不安も 進化の肥料になるだろう道に蛍は行く 光の橋をつくる川の遥か 月に近く 息をする 種子喩えの降る空が やがて白くなる光を落とす 光を落とす久しぶりの詞の新作です!"ろうそくのような蛍の光が、夜の畦道を行き交う姿"をイメージ
2024年10月17日 19:30
狭い 広い情景の奥で ボートを漕いでテレビの砂嵐の向こう側子どもの頃の僕が天井の模様を眺め一喜一憂しているから懐かしくも新しく思って目覚めたら 冬の空気は飄々という感じで勇魚のような雲が見えたら世界はきっと狭いようで広いようなその連続を描写するようでそれをまた抱擁する詞の新作です自分の詞には、○○を漕ぐ という文章がよく出
2024年10月17日 04:00
涙が零れるのは 思い出せない歌があるから夢の中の歌 感情だけ残る汽車は走る 離れる出会い 飽きない景色音も無く 時間の砂を進む 星を過ぎるかつて居た街に似た夢を見たんだ水のようにするすると 消えてしまうんだ空気のように 静かに浮いていくんだ別れる汽車は走る 終着点へと途中まだ途中詞の新作ですこちらは2020年末に書いた詞が基になっていて、元の方では、宇宙、
2024年10月12日 20:00
書きたいものはなるべく書きたいと思ってる触れるものは揺れるように 塔楼を流すように車窓に手を伸ばして眺める いつまでも変わらないようで変わるものもあるのだ見える斜陽や 山の光と 生活は続く車窓は全部 映画みたいに過ぎてゆく見える斜陽や 川の光と 生活は続く車窓は全部 映画みたいに過ぎてゆく書きたいものはなるべく書きたいと思ってる触れるものは揺れるように 塔楼を流
2024年10月12日 19:30
眠れない夜に 魚が空の川渡る想像してる眩い鱗の冬の星 源流は白い私も鏡に映る記録を束ねては名前も付けずに風にのせこの世に似た地のあの人へ遠い土地で鳴いた鳥と舟を浮かべた旅人忘れたように 枯れ葉の束を抱き懐かしく眠る嘘もまた浮遊するどうにも話の蔵が錆びてく枝分かれのあの夢はいつの日も泥濘の花みたいに移ろう毎に見える言葉の隙間にまた冬季を通すこち
2024年10月7日 04:30
靄の中の小雨 朝になれば染まる同じように歩く 闇を掴んで変わる鉄は 草木のように笑う思っている以上に 本音が零れるのなら向こう側の晴天も 通り沿いの人も嘘のつき方も 泣きそうに 泣きそうになる時代が 僕の方に来る歩いていくほど もっと話したい深く話したい靄の中の小雨 朝になれば染まる同じように歩く 闇を掴んで変わる鉄は 草木のように笑う思っている以上
2024年10月6日 19:30
戻りたくない日々があるだろうこのまま眠ったままどこか異なる世界にワープしたりして戻りたくない日々があるだろう目を閉じて見る瞼の裏 心の世界は遠い言いたいことは言えずに ゆらゆら空間を動く言いたいことは言えずに ゆらゆら空間を動くうつつの先の土地の明かりが見える頃には微かに汽笛が聞こえる 夜の魔法にかかる時を渡る 人も居ない 魚になる目が覚めたら どこに行こう見え
2024年10月4日 19:30
夜行性の森が 羊を連れて 夢を隠したそこに佇み 空を濡らした彗星は昔を呼ぶ 昔を呼ぶ 繭を割ったワンルーム扉を開けて 瓜二つの 自分に似た怪獣が 怪獣が 怪獣が来る怪獣が 怪獣が 怪獣が来る夜を息吹く蛾の姿になって思うほど 思うほど 遠のく眠り月に揺蕩う 月に揺蕩う 繭を割ったワンルーム向こう側の 向かい側の 隣り合わせの 自分に似た怪獣が 怪獣が 怪獣が来
2024年10月2日 19:30
自分は何になれるだろう点滅する夜の明かりに優しく 息を吸ってみたいぼやけて映る街の何もかも考えていたい炎は 心騒ぐんだ朝の露は休むんだ舟のように違う世界を見てみたい煮詰める 気持ちになってビルは孤高に佇んで夜中の歌の糸を垂らすもう少しだけ自分は何になれるだろう外の光を見つめるほどに見えない地平線が来る詞の新作です!こちらの詞は、夜中に窓辺で頬杖をついている人