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随筆

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ただの映画の感想『ミッドサマー』

ただの映画の感想『ミッドサマー』

★★★★★

見終わったばかりで興奮している。★を5つ付けても構わない、強くそう思う。冒頭の助走もなくストーリーにグッと引き込む力、斬新なカメラワーク、神秘的な世界観、乱暴にさえも感じさせるが逆に緻密だったカット割り、犠牲者たちのグロいシーン、決裂していく仲間たちの人間関係、効果的な劇中音楽、ラストの同調圧力を感じさせる村の人々の泣き叫ぶ姿等々。インパクトが凄まじい。ドラッグはもちろんセックスです

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カネコアヤノにまた会いたい。

カネコアヤノにまた会いたい。

*ネタバレあり注意!

カネコアヤノに会いに行った。一方的にそう思って行った。

上田シティに向かう車中ではモンゴル人のバンドThe Huを聴いていた。メタルなのに牧歌的な味わいのある不思議な感覚を持った。車を海野町パーキングに停め、「本と茶NABO」に行って、坂口恭平の本を購入。それを読みながらカネコアヤノの物販に並ぶ、一番乗り。30分後に先頭のままモバイルバッテリーを買えた。良かった。本当はロ

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The City Dreaming

The City Dreaming

霧の中の夢だった―――

長野シティから上京し参戦したZAZEN BOYS日本武道館公演。先日の10月27日。幽体離脱したような感覚でその“祭り”に立ち会った。 

東京に行ったのはコロナ禍以前に遡る。それが明けてからでも、わたしは精神病だから遠方に行くのは負担なので避けてきたが、今回ばかりは期待値が高く参加するに至った。しかしながら、久しぶりの東京はSHI・GE・KI的すぎた。溢れ返る人々、その

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ただの映画感想『グリーン・ディスティニー』

ただの映画感想『グリーン・ディスティニー』

★★☆☆☆

男女の恋と宿命、復讐を描いている。素晴らしい点はいくつかあった。アクションシーンのリアリティ、名言連発のセリフたち、荘厳な自然の美しさ、絡み合う陰謀と人間関係、それに付随する仇討ちという名の駆け引き。わたしには物語が複雑に感じた。しかし登場人物の多さや、入り組んだ感情の構造が難しかっただけで、この映画に高評価を付ける方はそこが興味深いのだろう。政治の世界と似ていると思う。でも第一にわ

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孤独の都市にハマった泥沼。

孤独の都市にハマった泥沼。

東京に来た。
ZAZEN BOYS日本武道館公演。
物販に並んでいるが、かなり待つので、noteする。

新幹線を出ると、喧騒がわたしを襲った。
大量の人間に埋没するわたし。
そうだった、こうだった、この冷凍都市。
コロナ禍前以来のトーキョー。
埋もれてたまるかと闊歩したが、大海原では無駄な抵抗。
ヘッドホンの音量を上げる。
そして、わたしは孤独に埋もれる。

新宿、バーガーキングでハンバーガー。

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ただの映画感想『初恋のきた道』

ただの映画感想『初恋のきた道』

★★☆☆☆

チャン・ツィイー主演(若き日のディ役)。彼女の存在自体が芸術。初恋の相手である先生チャンユー(演じたのはチョン・ハオ)との距離がもどかしく、いつまでも接近しない《不器用》さに悶えた。この映画の肝だろう。とにかく昔の話なので、ディが待ち伏せするシーンも多かった。《待つ》も映画の心臓。来るかもわからない人を待ち続けるなんて、今の時代にしたらストーカーとか言われる奇行だろう。それだけ純粋で

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ただの映画感想『スオミの話をしよう』

ただの映画感想『スオミの話をしよう』

★★★☆☆

長澤まさみ演じるスオミを巡って振り回される男たちのコメディ映画。無理のあるシーンがいくつかあって、映画に没入するのを削がれたのだけれど、それでも修正してくるのが三谷幸喜(脚本・監督)。そして長澤まさみの凄み。スオミは5人の男との結婚と離婚を繰り返しており、夫によって性格を変えて夫婦生活を貫いてきたのだが、その演じ分けが素晴らしかった。同時に三谷幸喜もまた恐ろしい才能の持ち主と改めて認

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ただの映画感想『グラディエーター』

ただの映画感想『グラディエーター』

★★★☆☆

アウエリウス皇帝を演じたリチャード・ハリスが素晴らしい存在感を放っていた。あまりの熟練さにアウエリウス皇帝の息子であるコモドゥスを演じたホアキン・フェニックスが頼りなさ過ぎた冒頭。ところが憎悪と嫉妬とで狂っていったコモドゥスの葛藤は人間味溢れていて、ラストは狂気を感じた。その狂いっぷりには脊髄に冷凍液注射されたようにブルッとした。この映画はラッセル・クロウあっての作品ではないと言った

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ただの映画感想『THE FIRST SLAM DUNK』

ただの映画感想『THE FIRST SLAM DUNK』

★★★★☆

素直に良い作品だと言いたい。あまのじゃくなわたしだから、これまで観ないで来たのだけど、家族で観ようということになり、観た。きっと面白いんだろうなと言う期待はあった。漫画のスラムダンクはド*世代だから、映画化に少しの不安はあったが。その一抹の不安を井上雄彦先生は見事に振り払ってくれた。第一印象はプレイの動きが滑らかだなということ。NBAが好きでよく見るが、遜色ない迫力と技のスムースさだ

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カネコアヤノLivehouse Tour 2024/長野編

カネコアヤノLivehouse Tour 2024/長野編

50歳のおじさん・わたしは緊張していた。

カネコアヤノに出逢える!

という気持ちで興奮しすぎて緊張していた。ライブに参戦するのであった。2024年6月28日金曜日、長野県長野シティのとあるライブハウスで。

そして、間違いなくわたしは出逢った。ご本人はもちろん、バンドメンバー、スタッフ、そしてファンの皆さんの愛や絆と出逢った。

精神障がい者のわたしは、それこそライブ参戦を生きる糧にして生活し

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ただの演劇感想文/『泥人魚』唐組

ただの演劇感想文/『泥人魚』唐組

★★★★★

血湧き肉躍る作品だった。役者さんたちの圧倒的な存在感、This is唐十郎と呼びたい独特なセリフまわし、そして汗と唾と泥水が飛ぶ人間味! ストーリーはまったく理解できないのに、その面白さに唸るんだなあ。つまりそれは、いつの時代でも、どこの国でも通用するということではないか。江戸文化でも縄文文化でも人々を目を釘付けにするだろうし、ローマやアメリカなどで公演しても不思議ではない(今調べた

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ただの映画感想『吸血鬼』

ただの映画感想『吸血鬼』

☆☆☆☆☆(評価不可) 

はじめに言っておくと、わたしには理解できない作品だった。デンマークの巨匠(らしい)カール・テオドア・ドライヤーの傑作(らしい)。公開は1931年と90年以上前の映画がこの時代に再び上映されるということは、素晴らしいし、それだけ価値のある芸術なのだと思う。映像の美しさや、音響による刺激的な効果を感じることがわたしでもできたかもしれない。正直、途中、何度も眠くなってしまった

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《自己紹介》すべてのわたしはねこを愛してる!

《自己紹介》すべてのわたしはねこを愛してる!

今までの人生の流れ

わたしはただのおじさんです、イケオジは目指していません。少々太っています(良く言えば筋肉質な体型)。でも、もう痩せることは諦めました(今のままが素敵です)。石川県で生まれました、幼少期に長野県へ来ました、高校野球やっていました、上京しました、19歳で小説を書き始めました、音楽雑誌の編集者でした、結婚しています、400字小説を書き始めました(2004年)、ブラック企業で死にかけ

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詩的に説明します!【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】について!

詩的に説明します!【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】について!

これらの曲はわたしの血であり骨だ。青春だったかもしれない。でも、今も春っぽい青のなかを全力失踪している、孤独。上から影響を受けた順番。できるだけカッコつけて選んでいない。純粋に人生に影響を曲を選んだ。だから若い頃によく聴いたダサい選曲が多いけれど、誰だって青かったし、今だってそうかもしれないんだ。思春期から革命期、闇期や激躁期を越えて現在へ。音楽は鳴り止まないし、なんならわたしが鳴らして見せるさ。

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