【27】 問題山積みのカラダ。どうしたらいいんだ
現在、処方されている薬は、一日一回のホルモン剤に、痔のチューブ軟膏、便を柔らかくするマグネシウム剤、睡眠導入剤。
せっかく4種類にまで減っていた薬でしたが、新たに主治医から「桂皮茯苓丸」というツムラの漢方薬を処方されました。ホルモン剤を飲み始めてから、ホットフラッシュなどの症状がひどくなってきたからです。
もともと私は、50歳頃になって更年期症状が辛くなってきたら、「ホルモン充填療法」で女性ホルモンをプラスし、不快症状を軽減させたいと目論んでいました。
女性の方はご存知かと思うのですが、減ってきた女性ホルモンを補充することで、更年期障害を和らげるだけでなく、骨粗鬆症や認知機能を衰えさせないようにする効果など、カラダにとっていいことがたくさんあるのですよね。
しかし乳がんになってしまうと、ホルモン補充はできなくなります。女性ホルモンによって乳がんが引き起こされているところに、さらなる女性ホルモンは追加できないというわけです。
(あまり関係ないという説もありますが)
そして追加できないどころか、「ホルモン阻害薬」によって、むしろマイナスにされるはめになってしまったのでした。
病によって、医療費がかかり、老後資金を貯める計画も阻まれましたが、カラダの快適化計画まで阻まれることになるとは……運命というのは、つくづく意地悪にできています。
ホルモン阻害剤の服用によって、一日の始まりがどうしてもネガティブな感じに下降していきます。朝一番は、体中の関節が固まってしまい、金縛り状態のため動けません。横になったまま、手のひらをゆっくりグーパーグーパーしながらほぐしてゆきます。
その後、トイレへ行こうと思って立ち上がろうにも、関節がギクシャクとして動きが重く、スローモーションのようにどうにか立ち上がりますが、そうこうしているうちに、膀胱が我慢しきれず、ちょろっと尿漏れ。
夫にバレぬよう、洗面台でパンツを洗いながら、みじめな気分になりつつ、その後「おしりちゃんタイム」がやってきて、再び痛みで悶絶……。
うんこも、しっこも、ままならぬ……。(汚い表現ですみません)
マジでうざい。
あちこちのカラダの不調によって、ミソちゃんを立て直すモチベーションが早くもへなへなと萎えてゆくのでした。
「こういう私自身」をどうにかしたいんだけど、力が出ないんだよなぁ。
「ねえねえ、ミソちゃん、どうしたらいいんだろうね」
「どうもこうも、ないよ。とにかく辛い、何もしたくない」
「……じゃあ、ずっとこのままだよ。ミソちゃんも、私も」
「それで、いいじゃん! こうやって生きてきたんだからさ」
「いいんだ? それで?」
「いいよ、このままでいて! お願いだから、何もしないで!」
ああ、ミソちゃんよ。
さすがは、私の「脳みそ」ですね。
さて、どうしたものでしょう……と、「私」が考えています……。