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東雲そら
2021年5月20日 00:51
注がれる光の筋は光芒の二文字へ凝縮される君にとっての僕は普通名詞に収まるかい?固有名詞として展開されるかい?歌は詞があるから成り立つのいつだったか君は得意気に口にした新緑に風が吹き込まれて刹那揺れた何かを構成するには不要なもの不可欠なものその二つが点在して君との出会いは君からの言葉は君の魅せる表情は埋まらない欠片をぴったり当てはめた僕にとっての君が光芒で
2021年6月21日 19:54
人類の憧れ古代人の標死者の代名詞願いを託す対象☆薄らと宙に浮かぶそれに手をかざしても届かないそれに幾多の人が眼差しを向けて数多の願いが込められて☆星が宙を翔る一瞬両手を組み刹那祈りを捧げる叶うとはつゆほど思わなくともその行為に心癒す慈愛に似たものがある☆遠く離れた恋人想像力の源泉過ぎ去りし辛い過去点を見つめて私は何を思う点と点が
2020年12月21日 18:38
限られた時間を生きる生まれた時は真っ白な余白に相変わらずデタラメな色を塗りたくる想像通りにものごとは運ばないよ想定通りの絵を描くのは難しいよ余白は段々埋まっていって残されたスペースは散り散りに分かれている思考は一貫性を求めているのに歩んだ足跡は曲がりくねっている理想通りにいかないのそんなの知ってたよって君が笑うから僕もつられて笑う僕も君も虹のような七色じゃない
2020年12月17日 18:26
眼を覚ますといつも通り君からの「おはよう」が届くだから寒さに負けないで着替えるのも苦じゃない君が愛して止まない空を飾る冬の大三角形昨日の夜君は見つけられたかい僕の住む街からは少し離れた場所に現れる星彩たち「冬は嫌いじゃないかじかむ手も白い吐息も季節の最後思い出を振り返るには感傷的になれるから」君がいつか言ったその言葉僕なりの解釈を添えて君に返そう「冬
2020年12月4日 23:59
緩やかに萎びるように生きるのが命なら僕も君も大樹さえも今が最も美しい躊躇いを忘れて駆けて行くのが人生なら僕も君も光も綺麗な軌跡を残すだろう水が弾く浸る潤いを齎す風が舞う踊るこだまする火が紅に揺れ熱く心灯す足元や目に届くもの静かに寄り添うもの僕らの足跡にはいつだって当たり前が存在した当たり前に支えられて微かな生命が今を生きる君にとって当たり前でかけがえの無い存
2020年7月11日 19:49
どこかで誰かが号泣必死の映画を観て泣く「今日から人に優しくしよう」とSNSで決意した誰かは数日後、クラスメイトに平気な顔して罵詈雑言を浴びせる物語は届かないの?言葉は届かないの?思いは届かないの?私はそっと目を閉じた私は部屋に閉じ籠った私は前髪をより伸ばした現実から逃げたくて私は藍色の空を撮り始めた明日なんて来るな金輪際、夜は空けるな祈りが通じるはずもなくて中
2020年5月25日 19:07
言葉なんて嫌いだ言葉一つで不意に人を傷つけてしまう無自覚に無邪気な笑顔を浮かべながら言葉なんて嫌いだ人の心をそれだけで当て嵌めてしまう君の悩みは君の願いは何処にあるのか言葉なんて嫌いだ本音とは裏腹に綺麗な仮面を形成してしまう口にできない本心を閉まった人だけ損をする言葉なんて言葉なんて言葉一つで人を殺してしまう言葉一つで人を安堵させうる後者に目を向けたいあ
2020年8月4日 18:01
夏に雪が降るわけないよもし叶ったら奇跡と呼ぶだろうね空想は無料実現には労力やら時間が必要だ雪は冬の代名詞強がりは君の代名詞君がふとした瞬間に張りつめた虚勢を外してくれと願うばかり無理しなくていいんだよたまには弱さを晒してよでも都合の悪い言葉はフィルター除外この声が届いてと願うばかり前を向く君とは違う側面をありのままの姿を見せてくれたらそんな君も綺麗だよ
2020年10月3日 18:32
何も持ち合わせていない頃僕は無邪気に笑えていた何気ない日々の鮮やかさを無意識に嗜んでいた何かを見つけようと木々の隙間や流れる雲あらゆるものに目を見張り何も見つけられなかったと笑い過ごした可笑しいかな移動距離が限られたあの頃見つめたものは綺麗なものばかり #空 #日記 #詩 #ポエム #自由詩 #言葉 #距離
2020年10月8日 20:42
うたた寝から目覚めて思い出したのは君の横顔ある時までは見慣れたその横顔ある時を最後に見たその横顔恋や愛を疎ましく思っていた僕に溶けるような優しさ壊れることのない強さ教えたくれたのは君の微笑教えてくれたのは君の美声目が覚めたよ、中途半端な時間に目が覚めても、忘れえぬ君の姿形ああどうしよう、どうにかしよう有り余った思いやりや想像力は誰のため?行き場のないそれらを塞
2020年10月14日 23:37
星を想うあの星は一体誰の生まれ変わり非科学的で笑ってしまう誰でもない ただそこに居るだけそれが最もらしいはずでしょう例えば夢破れたとき例えば失恋したときその思いは空に還るのだろうかそれとも土に還るのだろうかどこに行き着くまでもなく見えないそれを抱える人それこそ星の数ほどいるでしょう君の抱えた想いは君が抱きしめた想いは過去にならない今でさえ君を君
2020年9月22日 23:34
砂時計を逆さにして時間を測る現実では時間を覆すことは叶わない時計の針を強制逆行は能わずこの世界は未来へのみベクトルが向いてるのね不可能なことが多すぎる太陽と月追いかけっこして僕は少しずつ大人になったIFはこの世界の封じられた魔法「もしも」が多発したらこの世界に存在しない筈僕も君も1日のささやかな積み重ねで僕らは未来を形成する今日も迷いながら
2020年9月21日 14:41
木漏れ日が好きそう信じ込んでいたのに違ったの母校へ至る坂道を登り切った後の一本の木あの木から溢れる光の一筋が好きだった他の木では光明を見出せない木漏れ日という括り一つの言葉で収める危うさ唯一にして惹かれるのは日々に寄り添った思い出に生きる木が差し出す光 #詩 #ポエム #日記 #自由詩 #木漏れ日 #光 #言葉 #とは
2020年9月15日 23:27
しゃぼん玉が弾けた透明が無に帰した瞬間グラスに水を注ぎ続けた目を逸らした瞬間、溢れ出した視界に捉えるその間に眼差しを向けたり大切に扱ったり覆水をグラスに戻すことは誰にもできない分かってるという共感めいた言葉態度に出さない内は嘘同然で胸ポケットに隠した小型銃引き金を引いて鮮やかに君の心臓を貫こう永遠を歌うラブソングより有限を語る歌の方が好き人生は死ぬまでの暇