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外部探検について考える
Feel度Walk & 知図 と名づけて広まりつつある作法は、決してオリジナルではない。江戸時代から明治・大正・昭和へと受け継がれてきた方法論であると言える。
その中でもこの人はという人を挙げれば、KJ法で知られる川喜田二郎先生であろう。
縁あって、月刊中央公論の書評記事として、中公新書を代表するベストセラーのひとつ『発想法』を再評価する文章を書いた。
そこでキーワードとしたのが
外部探検
Feel度Walkして図鑑をつくる
Feel度Walkという歩き方みなさん、こんにちは。ちきゅうのがっこうのおっちゃんです。昨日はみなさんにとってどんな一日だったでしょう。
なんか久しぶりにのんびりできたな
と感じた部分もあるでしょうし、
何をしに行ったのか、どんな経験だったのかまだよくわからないな
と感じた部分もあるでしょう。
お互いの自己紹介もしていない。大人にも子どもにも一斉に何かをするという時間はほとんどなし。
Re-mix + Mix = ∞ 番組後記vol.1
We are Ganarators がこれまで生配信した動画アーカイブは、面白ネタの宝庫。それをジェネ仲間の新さんこと竹内新さんとあべあんさんこと阿部有里さんがMCとなって再発掘&再編集&再発見してゆく企画がスタート!
その名も Re-mix+Mix=∞
初回を終わってのMCお二人の番組後記です。お二人の番組への思い、魅力がひしひし伝わって」きます。これを読んで面白そう!と思ったらぜひ次回のR
変タビュー epi.1 岡根谷実里さん
文 / 小西公大
ようこそ、「変タビュー」の世界へ
自らを「世界の台所探検家」と称しながら、地球を駆け巡る。料理が作りだされていく小さな空間に入り込みながら、「食」からみえる豊かな世界を描き続ける。そんな活動をしてきた岡根谷実里さん。栄えある第一回目の「変タビュー」の対象者である。各国で「ともに」料理を作ることで生み出される表現をつづるという、独自の視座と方法論を持った方だ。
岡根谷さんが書
ヒトのジェネレーター性を数学の生成元(ジェネレーター)で解き明かす
3月7日(月)に行ったジェネレーター研究講座は、数学者の荒木義明さんをゲストに迎えました。荒木さんは、高校生のときに名著『ゲーデル・エッシャー・バッハ』の世界に魅了され、以来、自然の生み出すカタチの数理の世界に引き込まれ、いまや「図形の敷き詰め模様(テセレーション)」の数理研究の日本における第一人者となりました。
数学に特に関心がない人でも、なんとなく「フラクタル」という言葉は聞いたことがあるか
みつかる+わかる 「知」図講座(第4期)
「知」図講座 (第4期) 「知」図づくりと「知」図思考を学ぶ全6回 ①10/30・②11/13・③12/4・④12/18・⑤1/8・⑥1/29
いずれの日も土曜日午前中 9:30 – 12:00
私たちのまわりには面白いモノ・コト・ヒトがあふれています。しかし、日々の生活に追われ、決まりきった思考や行動スタイルに縛られて、せっかく世界が面白いことを差し出してくれているのに見逃しています。なんと
Feel℃ Walk のお作法
いつもこんな風に下を向いて、スマホをずーっと眺めて、耳にイヤホンつけて歩いていませんか。
これではせっかく世界が私たちに差し出しているモノやコトをとり逃してしまいますね。
「歩」くという字を分解すると「少」し「止」まると読めますね。なんとなく気になること、ちょっと面白いこと、なんか変だと思うことを追いかけながら「歩」くと、いろいろ気になりどうしても「少」し立ち「止」まって、周囲をゆったり見て歩
桜の花びらの色 寺田寅比古
桜は川や池のそばに植えられていることが多いような気がする。桜は咲いたかと思うと数日で散ってしまう。そのはかなさが桜の魅力のひとつである。
雨が降れば散る。しかし、散った花びらは石にはりついて石を装飾してしまう。
風が吹けば散る。しかし、散った花びらは蜘蛛の巣に引っかかり、空中に浮かび上がって見える。
桜は咲いているときはもちろん美しい。しかし、散りっぷりも本当に美しい。どこかにはりついた花び
さざなみ光る春のせせらぎ 寺田寅比古
いつものように日常 Feel℃ Walk をしていて、名越のバス停近くを流れる水路脇に来た。春の小川はさらさらいくよという歌詞そのままのせせらぎが流れていた。そこに何も「不思議」も「変」もないはずだった。
しかし、そのせせらぎが数メートルもいかないうちにピタッと流れを止めてしまっている。急に傾斜がゆるやかになったようには見えない。にもかかわらず、ほんの数メートル前のせせらぎは消え、淀んでいる。
アリから学ぶ利他性 南方能南
昼前に家の近所を散歩していると、崖の石垣に茎をつる草のようにはわせて小さい薄紫色の花が咲いているのが目に入った。花の大きさは1センチにも満たない。花びらは5枚。2枚はうさぎの耳のように立ち、濃い紫色の筋が数本入っている。残りは舌状で平らに3枚並んでいる。花びらの中心には俵型の白いおまんじゅうが二つ並び、中心は黄色に染まっている。なんとなくユーモラスで、それでいてスタイリッシュな意匠である。葉っぱは
もっとみる落ち椿 あおむけ?うつむき?どちらかな 夏目寅彦
買い物帰りに通るいつもの道沿いにある用水路をふとのぞいた。水はほとんど流れていない。コンクリートの底面には薄い緑色の藻のヴェール。春の陽光が当たる部分は透明に輝き、おぼろげな木陰がまだらに重なり合う。そんな用水路をキャンヴァスにして一輪の椿の花が鎮座する。そのそばには虫食いの穴がアクセントとなったチョコレート色の楕円の枯葉がお供している。住宅街の道端の用水路というほとんどの人が見向きもしないところ
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