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2022年8月の記事一覧

ペルソナって何だろう?政策づくりの新しいツールを試してみた

ペルソナって何だろう?政策づくりの新しいツールを試してみた

みなさん、こんにちは。JAPAN+Dプロジェクトメンバーの沼本です。
わたしは、全国に8カ所ある経済産業省の地方支部(支店のイメージ)のうち、関西にある「近畿経済産業局」で働いています。

わたしは主な仕事として、ものづくり企業の支援、特に航空機産業の方々の支援に長く携わってきましたが、凄い技術や経営哲学をお持ちなのに、一社一社の色がサプライチェーンの中で埋もれてしまい、もったいないと感じるケース

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デザイン思考で創造力を鍛えよう

デザイン思考で創造力を鍛えよう

こんにちは。エスイノベーション株式会社で早稲田大学からインターンとして参加している岩崎美穂です。

近年、新型コロナウイルスの影響により働き方・ライフスタイルの変化し、テクノロジー化が急加速しました。社会全体の仕組みが大きく変わった現在では、メタバース、web3.0、DXなどがトレンドとなっています。今回は日経BPが発表した「トレンドマップ2022上半期」の中で、経済インパクトのマーケティング分野

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やさしいサービスをすばやく届ける、デザインシステムの取り組み

やさしいサービスをすばやく届ける、デザインシステムの取り組み

デジタル庁サービスデザインユニットでは、一貫したデザインや操作性でウェブサイトやアプリを提供するための仕組み「デザインシステム」の構築に取り組んでいます。

デジタル庁発足から1年が経ち、ようやくデザインシステムの基礎が整いつつあります。この夏には、デジタル庁内のいくつかのプロジェクトでデザインシステムの適用が始まりました。

わたしたちの活動をもっとオープンに知ってもらいたい!という想いを込めて

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日本における行動経済学の『今』

日本における行動経済学の『今』

「行動経済学の逆襲」
実に学びの多い良書でした。。

はたして、そこである疑問が浮かびます。
「日本においてもこの知見が活用されているのか?」
そんな疑問を解決するため、日本における行動経済学周りの動きを簡単にまとめてみました。

『行動経済学』とは行動経済学とは、これまでの伝統的な経済学に、心理学など他の社会科学からの知見を取り入れた学問分野です。
最も大きな違いとしてよく言われるのは、その経済

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「ナッジ」を理解して活用する

「ナッジ」を理解して活用する

先日こちらの記事で紹介した「ナッジ」。
中身については、詳しく触れなかった。

行動経済学の大家である
リチャード・セイラー シカゴ大学教授と
キャス・サンティーン ハーバード大学教授
のお二人が、2009年に既に共著を出版して
おられる。
日本では『実践 行動経済学』のタイトルだが、
実は原著が『Nudge』(ナッジ)となっている。

元々の単語「nudge」というのは
以下のような意味合いであ

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真のサービスデザインとは

真のサービスデザインとは

法人設立ワンストップサービスの利用が低調とのこと。

なぜこんなことになるのでしょうか。

アリバイ作りのオンライン化e-Japan構想で電子政府の実現を打ち上げ、2005年には国の申請等の96%がオンライン化されましたが、この成果が電子政府の実現に結び付かなかったことは皆さんご存じのとおりです。
当時の電子申請が使われなかった理由は、ひとことで言えば「使い勝手が悪かったから」でしょう。
電子申請

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