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個別最適な学びについて考える(110)ー堀田龍也・為田裕行・稲垣忠・佐藤靖泰・安藤明伸(2022)GIGA完全対応学校アップデート+ーから

みなさん、おはようございます。
本日も元気よく記事を書いていきたいと思います。
このくらいの余裕の時間を持ちつつ取り組むことができればいいのですが、いつもは焦っている感じですので不定期になってしまって申し訳ないです。
切り替えて本にいきましょう。

本日は「堀田龍也・為田裕行・稲垣忠・佐藤靖泰・安藤明伸(2022)GIGA完全対応学校アップデート+.さくら社,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

授業と学びをつなぐこと
自らの意志で学び続ける子どもを育てることを目指すのであれば、授業での姿と同じくらい大事にしたいのが、授業外での学習場面です。子ども自分で学習の計画を立て、結果を振り返り、改善するといった「学習の自己調整」は、個別最適な学びの2つの側面の支えになります。一人1アカウントのクラウド環境は、授業と授業外の学びをシームレスにつなぎ、学びの履歴を蓄積することに役立ちます。
事例2(p.22)の戸田市立新曽小学校では、学びのふりかえりをクラウド上に蓄積しています。1時間の授業ではなく、1週間の学びであることがポイントです。1つ1つの授業、委員会、当番などさまざまな経験をクラウド上のポートフォリオに蓄積していきます。授業をも1つの学習機会に転換し、自らの「学び」としてとらえ直していると言えるでしょう。この取り組みは、夏休みにも継続されたとのことですが、学年を越えて蓄積が進めば、2020年4月から導入がはじまったキャリアパスポートにもつながります。

「個別最適な学び」を軸に、一人1台環境における子どもの学び方のアップデートを3つの事例をもとにご紹介しました。自ら学び続ける子どもを育てるためには、1)習熟状況に応じて、個別のペースや難易度で課題に取り組むことで成長実感を積み重ねる「指導の個別化」と、2)興味関心に応じて探究し、試行錯誤を重ねることでキャリア形成につなげる「学習の個性化」の2つの側面がありました。
そして、両者の支えになるのが3) 目標設定・取り組み・ふりかえりのサイクルを回す児童生徒自身による自己調整です(図2)。デジタル教材、クラウドにいつでもアクセスできる環境を、先生の授業改善で終わらず、児童生徒一人ひとりの学びを支える環境として活用していきましょう。

堀田龍也・為田裕行・稲垣忠・佐藤靖泰・安藤明伸(2022)GIGA完全対応学校アップデート+.さくら社,東京

授業内でおさえる内容があり、気になったことを調べる時間が少なくなってしまうことが多くあります。
子供の興味といっても、45分でなかなかおさめることはむずかしいと思います。
人によっては授業外でも学びまとめてくる人もいるでしょう。
そうした様子もしっかりと見守る必要がありそうですね。

自分で計画を立て、学習を行い、見直すということはとても難しいことだと思います。
しかし、繰り返す中で少しずつ慣れていき、いずれは自分の力として身につけていくことができるはずです。

個別最適な学びも一緒だと自分は考えました。
「最適」にいたるまでには、いろんなことを経験し、改善し自分のフィットするものを模索していかなければならないはずです。
だれも最適を教えることはできなく、自分自身で獲得するしかないものでもあるため、多くの経験や機会を大事にしながら、自己を調整できるようにしていけたらいいですね。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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