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個別最適な学びについて考える(125)ー有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」13「学年別板書事例とノート指導」ーから

こんばんは!
いつも通り金曜日がやってきました!
土日になるまでのもう一踏ん張りですね。
頑張りましょう!

土日は雪がすごいといっていましたので、降る地域のところは気をつけてください。
自分も経験したことがありますが、本当に雪の時は運転怖いですよね。気をつけてください!

本日は「有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」13「学年別板書事例とノート指導」.明治図書,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

1ノートを大切にする子ども
「君のノートを先生にくれないか」「いや、これはあげるわけにはいきません。貸すのならいいですがー」卒業一週間前の子どもとのやりとりである。子どもたちが、ノートをだいじにしているのに、大きな驚きと喜びを感じたことを今でもあざやかに覚えている。
ノートをこれほど大切にする子どもが、どうして育ったのであろうか。
私は、学習指導はもちろん、特別活動の指導等においても、ノートをきわめて大事にしてきているし、そうしなければ子どもを育てることはできないと考えている。
授業前に、必ず子どものノートに目を通し、子どもの考え方の傾向やつまづき、抵抗のあるところなどをつかみ、これをもとに授業を組織するようにしている。そして、授業後にもう一度目を通して、考えの変容を確かめ、新しいつまづきや新たな考えを発見し、次の授業に生かすように努力している。
こうしなければ、授業を組織することも、子どもを伸ばす教育もできないと考えている。教育の出発は、あくまで現実の子どもの実態把握にあるからである。
このような考え方で指導してきたものを、「ノート」というひとつの形で述べてみることにする。
なお、高学年の学習には、二種類のノートが必要だと考えている。ひとつは、考えの変遷を記録したもので、成長の足あとともいえるものであり、今ひとつは、資料ノートで、思考活動の道具となるものである。
このどちらが欠けてもよい授業はできないし、子どもの主体性も育たないものである。

有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」13「学年別板書事例とノート指導」.明治図書,東京

授業のノートも思考の過程が入っているのでとても大事なものですよね。
それを記録しているものだから,人にはあげられないし、見せてもよくわからないのだと思います。
ノートを見ることの重要性は蔑ろになりつつあるかもしれませんが、個をみとるために大事にしたいですね。

もう一つは自主学習ノートもありますね。
自主学習ノートっていいですよね。
みんな、どんなことに興味があるのかとても伝わります。
復習用で使うのも一つのスキルです。
自分で考えることが難しい子どももいると思います。それでも、そのノートは大切にして、自分で考えてやって毎日持ってくるのですごい大事ものですよね。

見る側もそれを見ながら子供の様子を見とっていけると思います。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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