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個別最適な学びについて考える(73)ー井上智義(2006)視聴覚メディアと教育方法Ver.2: 認知心理学とコンピュータ科学の応用実践のためにーから

お疲れ様です.本日も元気にアウトプットをしていきましょう!
この本はバージョン2のものになっています。
前回見たかもと思ってブラウザバックしないようにお願いします。笑
先にこれだけいっておかなければ、すぐに読んだことあるかもと思って戻っていってしまいますのでそれ明けは気をつけてください。

本日は,「井上智義(2006)視聴覚メディアと教育方法Ver.2: 認知心理学とコンピュータ科学の応用実践のために.北大路書房,京都」です。では、早速読んでいきましょう!

1 求められるリテラシーの変化
コンピュータやインターネットが特別なものでなくなった現在、私たちにはつい数十年前、いや、数年前には考えてもみなかったようなリテラシー(liter-acy)が必要になってきた。リテラシーとは人が社会の中で生活していくために必要な基本的な能力のことで、従来は文字通り基本的な読み書きの能力をさすことばであった。しかし、映画やTVなどの映像メディア、コンピュータやインターネット、そのほかさまざまなデジタル機器などが、次つぎと開発され普及するのにともない、人々に求められるリテラシーの範囲はどんどん広がってきた。そこで、読み書きに関するものを言語リテラシー情報の検索や活用に関するものを情報リテラシー各種メディアの特性の理解や利用に関するものをメディア・リテラシーコンピュータの使用に関するものをコンピュータ・リテラシーなどとよんで区分している。これらの包括的な概念がリテラシーであると考えればよいだろう(図4-1)。
 リテラシーは、個々人の職業や所属する社会・文化などによっても異なる。とくに近年では、主たる情報源が書籍や雑誌などの印刷メディアから、CDやDVDといったデジタルメディアへ、さらには、インターネットによる全世界的なデータベースへと移行しつつあることから、これらの使用および膨大な情報の検索と利用のために、コンピュータ・リテラシーや情報リテラシーが非常に重要なものとなっている。インターネット上には多くの情報が無秩序に存在しているため、自分に必要な情報を効率よく検索して入手すること、また、そこに潜んでいる危険を知ることが必要である。

井上智義(2006)視聴覚メディアと教育方法Ver.2: 認知心理学とコンピュータ科学の応用実践のために.北大路書房,京都

2006年の時点で必要とされる力に,情報の検索や活用に関するものを情報リテラシー、各種メディアの特性の理解や利用に関するものをメディア・リテラシー、コンピュータの使用に関するものをコンピュータ・リテラシーが上がっている。

言葉はまとめられてきたものもあるかもしれないが、今まさに必要になってきているのがこの力なのではないでしょうか。
子どもたちに1人1台端末が配布され、社会的にも情報化社会と呼ばれるほどインターネットと密接している時代になっています。

また、その技術が教育にも徐々に浸透してきており、必要な力が増えてきています。
悪い面で考えるのではなく、それほど基礎的なスキルとして必要なものになりつつあると考える方がいいと思います。そして、教師がいなくなり、自分自身で学んでいくであろう大学生の時にはこのスキルは身につけておかなければいけないということを考えておきたいですね。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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