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日記・エッセイ

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子どもたちとの暮らしのこと、夫との関係のこと、自分自身の仕事や感情の記録です。
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2023年8月の記事一覧

過去の自分と、未来の息子へ

思い返せば、これまでの人生のなかで、この感覚をなにかで表現したい、この一瞬の感情や情景を…

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「あなた」との暮らし、共に生きること

ある春の朝、息子たちを保育園に送る車の中で、年長になった長男に、 「誰と、何をするのがす…

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母の記憶

5歳の長男と1歳の次男を連れて、実家に帰省している。 実家には父と母がいる。2人とも長く教師…

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非常時の母たち

去年のゴールデンウィーク、4歳の長男と生後9カ月の次男を連れて、実家に帰省していた。 次男…

3

ニューヨークでの寄る辺ない日々

2010年の秋から約3年間、ニューヨークで暮らした。 その後、2013年の春に帰国してコンサルフ…

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人生に迷ったら、意思を持って巻き込まれてみる。

生きること、働くことにおいて、たいていの人はすでに存在する選択肢のなかから道を選ぶけれど…

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緑のゆび

特別支援学校の美術教師をしていた父が、退職後に家庭菜園をはじめた。もう5年になる。毎年すこしずつ腕を上げて、以前は水っぽくどってり太っていたきゅうりはきゅっとスリムにみずみずしく、皮がかたくて小ぶりだったナスはしなやかにしっとり薄い皮につつまれるようになった。 小学校の教師をしていた母は、退職後、長らく手つかずだった庭をよみがえらせた。両親共に現役で手が回らず、夏から秋にかけてぶよぶよした不思議な植物がはえて困っていた日陰にはうつくしい苔や下草を、日向にはさわやかに剪定した庭

かわいいわたしたち

恥ずかしながら、自分がかわいいかどうかを気にして生きてきた。 容姿にコンプレックスがあっ…

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保育園に行けない君と仕事を辞めたわたしの、歌うたう夜のドライブ

この夏は、5歳の長男とわたしで何度も夜の海岸線をドライブした。 我が家から近い海岸は東向…

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君が君であるだけで、ただわたしが存在するだけで

これは、ちいさな息子の生きづらさ、息子らしさを受入れたわたしが、自分自身の価値を認めてみ…

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善意とか相互扶助とか持続可能性とか

親族も友人もいないこの街に、夫と大きなお腹のわたしが引っ越してきたのは、6年前のこと。 …

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勇敢なともだちと割れたお茶碗

やさしくて、賢くて、勇敢なともだちの話をしようと思う。 名前はひろちゃん(仮名)。 ひろち…

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