(掌編小説)占いは猫の目のように
朝のテレビの占いがどうしても気になる小学校5年生のあつやくん。今朝の占いはどうかな?
「ごめんなさい!今日のアンラッキー星座はいて座のあなた。めんどうな頼まれごとに右往左往しちゃうかも。でも大丈夫!犬を連れた人が助けてくれますよ。今日も楽しい一日を!」
朝のテレビのお姉さんが明るく今日の占いを教えてくれた。でもあつやくんは暗い顔。そう、今日のアンラッキー星座のいて座なんですよね。
「あつや。そんな顔してると不幸が寄って来るぞ」
「そうよ。占いなんていちいち気にしてちゃダメ