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甘野書店

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noteの本屋さんです! 小説、詩、絵、音楽、動画を販売してます! あなたは本を買いますか?  あなたは本を売りますか? ルールは以下です。 ・自作の小説・詩・絵・音楽・動画の…
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甘野書店参加申し込み

 こんにちは、甘野充です。  noteで小説を書いてる人はたくさんいると思います。  noteで小説を販売していますか?  売れていますか?  noteで小説を売るのはなかなかに難しいのではないかと思います。  小説を売るには、KindleでKindle本を作って売る、本を作って文学フリマで売る、ボックスで貸し出しているシェア型書店で販売する、などが現実的ですよね。  Kindleは電子書籍であれば気軽に読まれるし、文学フリマはネットで知り合った人などと交流して買ってもら

迷子の舞子

日曜日 舞子は友人と遊園地に行こうと 約束をしていた。 舞子は高校一年生 神戸のとある遊園地 待ち合わ場所に着き 遊園地まで話しをしながら歩くと あっという間に到着した。 ジェットコースターに友人と乗り ブランコに乗って足が宙ぶらりん 楽しいねーと話しながら 次はミラーハウスに入ろうとなった。 入ってみると本当にミラーハウスって名前だけあって周りは鏡だ 初めは友人と手を繋いで歩いていた 手を繋いでいたはずの友人の手が無い どこからか声が聴こえる

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ロマンスの神様

「君は神を信じる?」  と僕は彼女に訊ねた。 「信じない。だってそんなものいないから」  と彼女は答えた。

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(掌編小説)続・バイクに乗って猫を拾った

バイクで転んで猫に助けられて入院中。現状を説明すれば、なんとも冴えない。でも、もう松葉杖で歩けるようになったから退院が近いようだ。 4人部屋は僕ひとりだけ。白い部屋の窓の外からこぼれる午後の日差しは、僕には眩しすぎる。昨日両親が田舎から見舞いに来てくれて、初めて親のありがたみが分かった。恥ずかしいけれど、32年間生きてきて初めてのことだった。 明るい日差しが陰って夕暮れに包まれる。僕はカーテンを開け放ち、暮れゆく街並みを見下ろしていた。ふと思い立ちベッドに戻りスマホを見る。そ

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【短編小説】夢見

やってしまった。 しくじった。 私は今日、失恋した。 付き合って一年目の彼と、愛もない喧嘩だったのだが、つい捨て台詞で 「もう知らないっ!別れよう!」 と言ったところ、 「おう、俺もそろそろ別れたいと思っていたんだ!ちょうどいい、もう別れよう」 という顛末である。

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バレンタインデーキス

「よう!元気か?」 窓を開けた瞬間、隣の家のベランダから聞き慣れた声が飛んできた。 侑真だ。隣に住む幼なじみで、昔からずっと一緒にいる。

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(掌編小説)バイクに乗って猫を拾った

その日は天気だけが良くて、僕はイライラしたままバイクに跨ると、街を離れてとにかく山へ向かった。小さな排気量のオフロードバイクは、重い気分の僕を人里離れた林道に運んでくれた。僕は30歳を過ぎてフリーのwebデザイナーをしているが、最近は仕事が減り、とにかく滅入っていた。 狭い林道を抜けたところに小さな公園のようなものがあり、僕はそこにバイクを停めてベンチに腰掛けた。人気のない山の上で緑の木々を楽しむでもなく、ぼんやりとスマホをいじっていると、後ろの茂みでか細い鳴き声が。 「猫だ

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タイトル: 「時の花」

第一章: 不思議な出会い ある寒い冬の夜、東京の片隅にある小さな書店で、主人公の佐藤優は一冊の本に目を奪われた。その表紙には、一輪の奇妙な花が描かれており、タイトルは「時の花」とだけ書かれていた。優はその本を手に取り、ページをめくった瞬間、周囲の世界が消え去り、彼は異次元に引き込まれてしまった。 目の前には、色とりどりの花々が咲き乱れる美しい庭園が広がっていた。優は、自分がどこにいるのか全く分からなかった。しかし、心のどこかでこの場所に惹かれている自分を感じていた。 庭

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僕はここにいる

 僕は海岸通りを車で走っていた。  カーラジオからはローリング・ストーンズの「チェリー・オー・ベイビイ」が流れていた。

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少女Yは知っている|戦禍の町に起きた“奇跡”の理由

防空壕は逃げてきた人たちでいっぱいだった。 蔵の中ってこんな感じなのかな。 薄暗いけどどこからか差し込む光で顔はわかる。 知ってるおばちゃんもおじいちゃんも皆が手を合わせて拝んでいた。 ナンミョーホーレンゲキョー それぞれの声は小さいが読経の大合唱となった。 私はあの光景が忘れられない。 ※本作は母親(当時10歳頃)の戦争体験談をもとにした小説です。

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(掌編小説)JKの黒猫バトン

 彼女と話をすると元気になる。そんな噂を聞いた私は、彼女から元気と黒猫のぬいぐるみを受け取った。  私は今日もほとんど喋らなかった。話したことといえば、授業で先生に聞かれたアメリカの湖の名前を答えたのと、前の席の子が渡してくれたプリントで手を切った時に「痛い」と言ったことくらいか。あとは何も話してない。  やっと帰りのHR。私の隣のいかにもJK達がわちゃわちゃ話をしている。聞こうとしなくても聞こえてくる。 「3組の工藤美緒って子知ってる?あの子と話をするとすごく元気になるん

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ゴーストライター

「この小説、本当に君が書いたの?」  と担当編集者は彼女に言った。 「どうしてそう思うんですか?」  と井上奈々は答える。

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【創作童話】なんでも屋のみけねこ

良太くんが、ランドセルをせおって家に帰ろうとすると、道のまんなかにチラシが一枚落ちていました。 わたしは『なんでも屋のみけねこ』でございます。 お部屋のそうじ、せんたく、おりょうり、 へやにもつのおとどけ、おつかい、 おるすばん、などなど‥‥‥ どんなことでもおまかせください。 黒の太いペンでかかれたそのチラシは、紙はしわくちゃで、ざらざらしていました。 いつも家にとどくチラシには写真があって、赤や黄色のカラフルなもようがついて、ねだんが書いてあるものです。 けれども

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君の花が咲いた

(あらすじ)  愛の種が生まれた、と亜里沙は言った。  僕はその愛の種を植えた。  そこに、君の花が咲いた。 (ものがたり)

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